令和元年度 学生生活にかかる喫緊の課題に関するセミナー

本セミナーは、学生を取り巻く諸問題や大学、短期大学および高等専門学校における学生支援に関する喫緊の課題をテーマとして、具体的な問題事例や課題解決に向けた好事例の紹介等を行うことにより、学生支援の充実を図ることを目的として平成22年度より実施しています。
本年度は、「外国人留学生のキャリア教育」及び「今、学生に求められる金融リテラシー」をテーマとして、それぞれ講演とパネルディスカッションを行いました。
主催:日本学生支援機構
後援:文部科学省、金融庁、消費者庁、日本学生相談学会
日時:令和元年12月6日(金曜日)10時00分から16時00分まで
場所:日本消防会館(ニッショーホール)(東京都港区虎ノ門2-9-16)
参加者数:173名

1.開催内容

セミナー会場の様子

当日は、日本学生支援機構吉田理事による開会挨拶に続き、文部科学省高等教育局学生・留学生課の成相圭二課長補佐から学生支援にかかる課題等に関する行政説明が行われました。
セミナー前半は、「外国人留学生のキャリア教育」をテーマに、はじめに、留学生支援ネットワーク久保田学事務局長により、当該テーマの概要に関する講演が行われました。続いて、久保田学事務局長がモデレーターとして引き続き登壇し、関西大学 池田佳子教授、愛媛大学 泉谷道子特定准教授、創価大学賀佐見達雄キャリア・就職支援課副課長をパネリストとして迎え、パネルディスカッションが行われました。登壇した各大学の取組紹介を踏まえて、留学生に対するキャリア教育の必要性、運営体制、成功事例、今後の課題等について活発な議論が行われました。
セミナー後半は、「今、学生に求められる金融リテラシー」をテーマとし、東京家政学院大学上村協子教授により、金融リテラシーや金融教育に関する基本的な知識を提供する講演が行われました。続いて、上村協子教授をモデレーターとして、金融庁 遠藤俊英長官、県立広島大学 村上恵子教授、株式会社マネネ 森永康平CEO(経済アナリスト)をパネリストに迎え、パネルディスカッションが行われました。金融リテラシーを身につけることの必要性やその背景、学生のリテラシーの現状、学生が巻き込まれる金融トラブルの内容や防止策、また、金融庁等による金融教育の取組の紹介等が行われ、近年の新たな課題に関わる最新の情報や各分野の有識者の知見に参加者が熱心に耳を傾けました。
参加者からは、「第一線で活躍する方々のお話を伺い、学生指導に求められることを整理できた」、「非常にタイムリーなテーマ選択でよかった」といった意見が寄せられ、セミナー全体の満足度は95.3%でした。

2.プログラム

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独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 学生支援企画課 総務企画係
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