令和元年度障害学生支援実務者育成研修会

本研修会は、講義・演習形式のカリキュラムにより、障害学生支援の実務者を育成することを目的としています。基本的な知識の習得や対応の向上等を図ることを目的とした基礎プログラムと、障害学生支援を担当する教職員個々の専門知識の向上や実践面の向上を図ることを目的とした応用プログラムに分けて実施します。

基礎プログラム開催報告

障害学生の実務者を育成することを目的として、基礎的な知識の習得や対応の向上等を図ることを目的に、「障害学生実務者育成研修会(基礎プログラム)を開催しました。

【東京会場】
開催日:令和元年8月22日(木曜日)、23日(金曜日)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:153人

【兵庫会場】
開催日:令和元年8月29日(木曜日)、30日(金曜日)
会場:兵庫国際交流会館
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:130人

1.開催内容

研修会当日は、障害のある学生の支援ニーズと学校の支援方法、支援者の育成、就職に関する講義のほか、グループに分かれての所属校の課題の発見等に関する演習(協議)等が行われました。
開催後に実施したアンケートでは「今回の参加にあたって、課題を整理するきっかけとなった。」「どのような支援を行なえばよいかが明確になるような内容となっており、大変勉強になった。」「他校がどのような支援を行なっているかなど、素晴らしい情報交換の場となった。」といった回答が寄せられました。

障害学生実務者育成研修会基礎プログラムの様子


2.プログラム

<1日目>(9時40分から17時15分)
障害学生支援に関する基本的な考え方
支援の流れと教職員の役割・相談体制
アイスブレーク(課題の共有)
学生のニーズと修学支援方法A~身体障害の事例を中心に~
学生のニーズと修学支援方法B~精神疾患等の事例を中心に~
1日目のまとめ

<2日目>(9時40分から16時50分)
アイスブレーク(課題の共有)
学生のニーズと修学支援方法C~発達障害の事例を中心に~
支援者の育成とICT活用
障害学生の就職支援
与えられた課題に対する解決策の協議

※兵庫会場では、1日目に学生のニーズと修学支援方法B~発達障害の事例を中心に~、2日目に学生のニーズと修学支援方法C~精神疾患等の事例を中心に~の講義を行ないました。

応用プログラム開催報告

障害学生支援を担当する教職員個々の専門的知識の向上や実践の向上を図ることを目的に、「障害学生実務者育成研修会(応用プログラム)」を開催しました。

【前期】
開催日:令和元年9月17日(火曜日)、18日(水曜日)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

【後期】
開催日:令和元年12月10日(火曜日)
会場:東京国際交流館プラザ平成

参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人員:63人

1.開催内容

前期の研修では、合理的配慮の決定過程、支援人材の活用促進等、実践を重視した演習や、後期の研修で扱う取組課題の検討等を行ないました。
開催後に実施したアンケートでは「他大学での取り組みを通じて意見交換することができ、新しい気づきを得ることができた。」「取り組みについて、意見をもらえたことで、モチベーションがあがった。」などの感想が寄せられました。

実務者育成研修会応用プログラムの様子


2.プログラム

【前期】
<1日目>(9時45分から16時55分)
障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメント
合理的配慮の決定過程1
合理的配慮の決定過程2

<2日目>(9時45分から16時50分)
合理的配慮の決定過程3
基本的支援体制・環境整備
取組課題の検討・共有

【後期】
<3日目>(9時45分から16時20分)
取組課題の報告・検討1
協議課題の全体発表・評価
取組課題の報告・検討2
振り返り・まとめ

お問い合わせ
独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課
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