事業概要
高等教育機関に学ぶ障害のある学生が増加し、修学環境の整備などが求められる中で、大学等高等教育機関の教職員に対する研修等の充実を図ることが必要とされます。
高等教育機関における障害学生支援に関する知識等の習得を目的として、大学・短期大学・高等専門学校の教職員を対象とした研修会を、基礎プログラムと応用プログラムに分けて開催します。
ウェブ会議システムZoomを利用した、オンライン形式で実施します。
基礎プログラム開催報告
障害学生支援の実務者を育成するため、基礎的知識や技術の習得や向上を図ることを目的として「障害学生支援実務者育成研修会(基礎プログラム)」を開催しました。
開催日:令和4年9月13日(火曜日)、14日(水曜日)
受講対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
受講人数:246名
ウェブ会議システムZoom使用
1.開催内容
研修会当日は、支援者の育成、ICT活用、就職支援、障害種別ごとの学生のニーズと就学支援方法の講義が行われました。各講義では、受講者からプログラムに関する質問を受け付け、担当講師による回答も行われました。受講者からは「障害学生支援において先進的に制度作りをされてきた大学の講師の先生方から、実際の支援体制や、支援内容を共有していただきとても勉強になりました。」、「ワークを通して障害の疑似体験をしたことで、障害者の困り感に近づくことができ、学生への面談等でのヒアリング時に必要なことなど、気づきが多く、大変参考になりました。」、「障害者支援に関する法律的視点や、配慮するためのエビデンスなど、大変勉強になりました。」等の感想が寄せられました。
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2.プログラム
<1日目>(9時50分から16時45分まで)
- 事前課題について
- 支援者の育成
- ICT活用
- 障害学生のキャリア・就職支援
- 質疑応答
<2日目>(9時50分から16時55分まで)
- 学生のニーズと就学支援方法A(身体障害の事例を中心に)
- 学生のニーズと就学支援方法B(精神疾患等の事例を中心に)
- 学生のニーズと就学支援方法C(発達障害の事例を中心に)
応用プログラム開催報告
支援ニーズに応じた支援方法の調整、具体的な支援計画の策定、関係者との連携を行なうために必要な専門的知識の習得や、得られた知識を元に考えた支援方法や学内連携に係る改善案を実践に結びつけることを目的とした実践的演習中心のプログラムです。
開催日:令和4年12月5日(月曜日)、6日(火曜日)
受講対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
受講人数:49名
ウェブ会議システムZoom使用
1.開催内容
事前の学習課題として、障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメント等を学ぶ講義について動画配信を行ない、研修会当日は合理的配慮の決定過程、基本的支援体制・環境整備の演習を実施したほか、受講者同士の交流を図るため情報交換の時間を設けました。受講者からは「グループディスカッション(課題と自由トーク含む)の時間が十分に取られていたのがよかった」、「他校のいろいろな事例や現状を知ることができた」、「学内で課題としている事項について、各講師のお考えを伺うことができ、大変参考になった」等の感想が寄せられました。
2.プログラム
<1日目>(10時から16時20分まで)
- 研修会の趣旨説明・演習の流れについて
- ウォームアップ
- 合理的配慮の決定過程
- 質疑応答
- 情報交換
<2日目>(10時から15時55分まで)
- 基本的支援体制・環境整備
- 振り返り・まとめ
- 質疑応答
- お問い合わせ先
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- 独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課
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- 住所 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
- 電話 03-5520-6174
- FAX 03-5520-6051
- E-mail kyoshoku2【@】jasso.go.jp
- メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。
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