令和3年度障害学生支援実務者育成研修会

事業概要

本研修会は、講義・演習形式のカリキュラムにより、障害学生支援の実務者を育成することを目的としています。基礎プログラムと、応用プログラムに分けて実施します。

ウェブ会議システムZoomを利用します。

基礎プログラム開催報告

障害学生支援の実務者を育成するため、基礎的知識の習得や対応の向上等を図ることを目的として、「障害学生支援実務者育成研修会基礎プログラム」を開催しました。

開催日:令和3年9月21日(火曜日)、22日(水曜日)
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:203名
Web会議システムZoom利用

1.開催内容

基礎プログラムは、支援の基本的な考え方、教職員の役割・相談体制、ICT活用、就職支援のほか、障害種別ごとの支援ニーズと方法などの講義が中心でした。各講義では、受講者からプログラムに関する質問を受け付け、担当講師がその場で回答しました。受講者からは「法的歴史的背景から、体制づくり、具体的支援内容まで、内容が網羅されていてとても有意義だった。」、「講師の先生方の熱意が伝わり、障害学生支援に対する意欲が湧いてきた。」、「講義内と個別対応の両方で質問を受け付けてくださり、不明点を明確にできた。」等の感想が寄せられました。

基礎プログラム案内スライド

2.プログラム

<1日目>(9時50分から17時10分)
障害学生支援に関する基本的な考え方
支援の流れと教職員の役割・相談体制
支援者の育成とICT活用
学生のニーズと修学支援方法A(発達障害の事例を中心に)
質疑応答

<2日目>(9時50分から16時15分)
学生のニーズと修学支援方法B(身体障害の事例を中心に)
学生のニーズと修学支援方法C(精神疾患等の事例を中心に)
障害学生のキャリア・就職支援
質疑応答

応用プログラム開催報告

障害学生支援を担当する教職員個々の専門的知識や実践の向上を図ることを目的として、実践的演習中心の「障害学生支援実務者育成研修会応用プログラム」を開催しました。

開催日:令和3年12月13日(月曜日)、14日(火曜日)
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:58名
Web会議システムZoom利用

1.開催内容

当日は、障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメントの講義のほか、合理的配慮の決定過程、基本的支援体制・環境整備の演習が行なわれました。演習ではグループに分かれて、情報共有や意見交換をし、各グループでGoogleスライドを使用して資料を作成しました。58名が受講し、受講者からは「障害学生の支援状況の現状が概ね把握でき、自大学の課題も再認識できた。」、「オンラインでの演習がどのようになるか不安でしたが、対面とあまり変わらず、有意義な演習ができました。」、「悩んでいた支援体制や具体的な配慮事例のワークもあり、他大学の方のご意見も聞けて、常に参考になりました。」、「いままで肢体障害の学生を受け入れたことがなかったが、肢体障害の学生を受け入れる場合の体制の準備や検討事項、スケジュール感を自分事として考えることができた。」等の感想が寄せられました。

応用プログラム案内スライド

2.プログラム

<1日目>(10時00分から16時30分)
障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメント
演習の流れについて
ウォームアップ
(演習1)合理的配慮の決定過程

<2日目>(10時00分から15時50分)
(演習2)基本的支援体制・環境整備
振り返り・まとめ
質疑応答

お問い合わせ
独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課
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  • 電話 03-5520-6174
  • FAX 03-5520-6051
  • E-mail kyoshoku2【@】jasso.go.jp
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