令和2年度障害学生支援実務者育成研修会

本研修会は、講義・演習形式のカリキュラムにより、障害学生支援の実務者を育成することを目的としています。

  • 基礎プログラムと、応用プログラムに分けて実施
  • ウェブ会議システム Microsoft Teams を利用
  • パソコンでの受講を推奨

※募集要項3ページ目、「8.インターネット環境」につきまして、アンケート用端末は不要となりました。
 

基礎プログラム開催報告

障害学生支援の実務者を育成するため、基本的な知識の習得や向上を図ることを目的として「障害学生支援実務者育成研修会基礎プログラム」を開催しました。

開催日:令和2年11月16日(月曜日)、17日(火曜日)
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:160名

1.開催内容

研修会当日は、障害学生支援に関する基本的な考え方、支援の流れと教職員の役割・相談体制、支援者の育成とICT活用、就職支援のほか、障害種別ごとの学生のニーズと修学支援方法の講義が行なわれました。各講義では、受講者からプログラムに関する質問を受け付け、担当講師がその場で回答しました。受講者からは「事例をたくさん伺え、参考になった。経験も事例もある大学の支援状況を知り、これからのさらなるニーズを再確認した。」「修学支援の全体像を外観・把握でき勉強になった。」「合理的配慮が必要な学生に対するアプローチ方法を学べたことや、普段他大学の状況を知ることができないので、他大学ではどういった支援をしているか知ることができて良かった。」「基本的な関係法令から支援体制、障害別支援などについてとても分かりやすくて良かった。研修会に参加できたことをとても満足している。」等の感想が寄せられました。

研修会1日目待受画面

2.プログラム

<1日目>(9時50分から17時00分)
障害学生支援に関する基本的な考え方
支援の流れと教職員の役割・相談体制
支援者の育成とICT活用
障害学生のキャリア・就職支援
質疑応答

<2日目>(9時50分から15時40分)
学生のニーズと修学支援方法A(身体障害の事例を中心に)
学生のニーズと修学支援方法B(精神疾患等の事例を中心に)
学生のニーズと修学支援方法C(発達障害の事例を中心に)
まとめと質疑応答

応用プログラム開催報告

障害学生支援を担当する教職員個々の専門的知識や実践の向上を図ることを目的として、実践的演習中心の「障害学生支援実務者育成研修会応用プログラム」を開催しました。

開催日:令和2年12月14日(月曜日)、15日(火曜日)
参加対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
参加人数:56名

1.開催内容

当日は、障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメントの講義のほか、合理的配慮の決定過程、基本的支援体制・環境整備の演習が行なわれました。演習ではグループに分かれて、情報共有や意見交換をし、各グループでパワーポイントを使用して資料を作成しました。56名が受講し、受講者からは「グループでの協議の時間が中心で、いろいろな取り組みを聞かせていただいて大変参考になった。」「自身の大学での支援体制の現状や課題を改めて整理する機会となった。」「オンラインでのグループワークで不安な点もあったが、同じ班の先生方とたくさん意見交換をすることができた。」「合理的配慮についての理解を深めることができ、満足している。」等の感想が寄せられました。

応用待機画面1日目

2.プログラム

<1日目>(10時00分から16時00分)
障害学生支援のための学内ネットワーク構築に関する基本的な考え方とマネージメント
演習の流れについて
ウォームアップ
(演習1)合理的配慮の決定過程

<2日目>(10時00分から15時50分)
ウォームアップ
(演習2)基本的支援体制・環境整備
振り返り・まとめ
質疑応答

お問い合わせ
独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課
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  • 電話 03-5520-6174
  • FAX 03-5520-6051
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