事業概要
高等教育機関に学ぶ障害のある学生が増加し、修学環境の整備などが求められる中で、高等教育機関の教職員に対する研修等の充実を図ることが求められています。
高等教育機関における障害学生支援に関する知識等の習得を目的として、大学・短期大学・高等専門学校の教職員を対象とした研修会を、基礎プログラムと応用プログラムに分けて開催します。
基礎プログラム開催報告
障害学生支援の実務者を育成するため、基礎的知識や技術の習得や向上を図ることを目的として「障害学生支援実務者育成研修会(基礎プログラム)」を開催しました。
- 開催日:令和6年7月1日(月曜日)、2日(火曜日)
- 受講対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
- 受講人数:248名
- ウェブ会議システムZoom使用
開催内容
開催時ウェブ画面 |
開催当日は、本研修会の企画協力者である、大阪大学の望月直人准教授、広島大学の山本幹雄准教授、岡山大学の原田新准教授らにより、障害学生支援に関する基本的な考え方、支援の流れと教職員の役割・相談体制、支援者の育成、ICT活用、障害学生のキャリア・就職支援のほか、障害種別ごとの学生のニーズと修学支援方法等の基本知識習得のための講義や、受講者同士の小グループによる情報交換、協力者対談が行われました。
受講者からは、「合理的配慮の概要に加え、各大学の実施状況などの情報交換ができ参考になりました。」「現場でご活躍されている先生方がご自身の生きた言葉でお話くださったため、⼤変受講しやすく理解が深まった。」「講義だけではなく、他大学の職員の方々と意見交換ができ、貴重な経験となりました。」等の感想が寄せられました。
プログラム
1日目
- 事前課題について
- 学生のニーズと修学支援方法A(発達障害の事例を中心に)
- 学生のニーズと修学支援方法B(身体障害の事例を中心に)
- 情報交換
- 質疑応答
2日目
- ICT活用
- 学生のニーズと修学支援方法C(精神疾患等の事例を中心に)
- 障害学生のキャリア・就職支援
- 情報交換
- 質疑応答
- 協力者対談・まとめ
応用プログラム
事業概要
本プログラムは支援ニーズに応じた支援方法の調整、具体的な支援計画の策定、関係者との連携を行うために必要な専門的知識の習得等を目的とした実践的演習が中心となっています。
- ※対面形式での実施となります。
- 開催日:令和6年11月18日(月曜日)、19日(火曜日)
- 会場:日本学生支援機構 東京国際交流館 プラザ平成 国際交流会議場
- 受講対象:大学、短期大学、高等専門学校の障害学生支援に関わる教職員
- 受講人数:58名
開催内容
演習の様子 |
開催当日は、本研修会の企画協力者である、大阪大学の望月直人准教授、広島大学の山本幹雄准教授、岡山大学の原田新准教授により、「授業に出席できない学生への支援計画考案」、「教育実習における合理的配慮の検討」等の各演習プログラムを実施しました。受講者は各グループに分かれて、各校同士の情報共有や、演習課題に対する個人ワーク、グループ協議した後、全体発表を行いました。
受講者からは、「具体的な事例の提示があり、演習を通じてグループ対話する形態が主であったため、理解がより深まったと感じています。」「普段接することのない他大学の教職員の皆さまと意見交換を行い、大変有意義な時間を過ごすことができました。」「ディスカッションを対面で行う研修があまりないため、貴重な機会となりました。」等の感想が寄せられました。
プログラム
1日目(11月18日)11時から17時40分まで
- 趣旨説明
- JASSO事業説明
- 事前課題の補足とウォームアップ
- 演習1 授業に出席できない学生への支援計画考案
- 演習2 建設的対話・ロールプレイ演習
- 情報交換
2日目(11月19日)9時30分から16時まで
- 演習3 教育実習における合理的配慮の検討
- 演習4 選択課題演習
- 振り返り・まとめ
- 協力者・ファシリテーター対談
- お問い合わせ先
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- 独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部 障害学生支援課
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- 住所 〒135-8630 東京都江東区青海2-2-1
- 電話 03-5520-6174
- FAX 03-5520-6051
- E-mail kyoshoku2【@】jasso.go.jp
- メールを送る際は@の前後の【】を取ってご利用ください。
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