障害学生の修学上における場面ごとの支援(例)
入学まで
- オープンキャンパス/入試説明会
- ・開催案内(ウェブサイト・チラシなど)や当日の資料を、障害のある学生にも使いやすいように整備する。
・障害のある学生のための相談窓口や、提供できる情報(受験上の配慮や入学後の支援内容など)を準備する。
・終了後は、得た情報を関係部署(入試・教員・支援組織など)と共有する。 - 入学試験前
- ・募集要項に、実施している受験上の配慮や、問い合わせ窓口を明記する。
・受験前相談があった場合は、関係部署(入試・教員・支援組織等)と情報共有を行ない、連携して話し合いを行なう。 - 入学試験
- 受験上の配慮の実施にあたっては、関係する教職員(障害の状態や配慮の内容によっては警備担当者や保健管理センターなどにも)に情報を提供し、円滑な措置の実施に努める。配慮内容は、大学入試センター試験における「受験上の配慮」も参考にしながら検討すると良い。
- 合格後
- ・合格した障害のある学生の情報を、速やかに関係部署(教員・支援組織・教務・学生等)に引き継ぐ。
・合格後の早い時期に障害のある学生と話し合い、財務や施設等の事務組織とも情報共有を行なって入学に備える。
・必要な設備や構内動線は、利用する障害のある学生にも確認しながら整備する。
学習支援
- 履修
- ・シラバスや履修登録に関する資料を障害のある学生にも使いやすいように整備する。
・そのままでは履修が難しい科目については、関係部署(教務・関係教員・支援組織等)で連携して検討を行なう。 - 授業
- 配慮内容や支援内容について、関係部署(教員・支援組織・教務・学生等)で常に最新の情報を共有する。
- 評価
- 試験等の実施にあたっては、障害のある学生や関係部署(教務・教員・支援組織等)と適切な配慮について検討を行ない、実施する。
学生生活支援
- 障害のある学生が相談するためのわかりやすい窓口を設ける。窓口は一本化されているとなお良い。
- 障害のある学生との話し合いを定期的に実施し、状況の把握や支援内容の見直しを行なう。
- 窓口や支援内容について、機会があるごとに全学に周知して、学内の障害のある学生や教職員に伝わるように努める。
- 学内各部署に障害学生担当者を置き、必要な情報共有や連携を常に行なえるようにしておく。
就職支援
- 就職支援部署でも障害のある学生の状況を把握しておき、いつでも本人や企業に対応できるようにしておく。
- 障害者雇用率制度や外部支援機関等、障害者雇用に関する情報を収集しておき、学生からの相談に備える。
- 障害のある学生の就職活動に関する情報保障や配慮について、支援組織などと連携して支援を行なう。