日本留学試験 受験者の声(チャン グエン フーン リンさん/ベトナム)

チャン グエン フーン リンさん ※渡日前入学許可による留学

日本留学チャンス

1.留学の動機・きっかけ

ベトナムの大学で勉強していた間、留学することは全く考えていませんでした。しかし、大学2年生の時、日本語を教えていた先生から留学することをちゃんと考えるようアドバイスをもらい、日本留学試験(EJU)と長岡技術科学大学(NUT)の面接試験を受験しました。2つの試験を合格したことと両親の応援もあり、留学を決定しました。それに加えて、自分の専門を日本で勉強したり、研究したり、就職したりするチャンスが多くあると思ったため、日本に留学することにしました。

2.留学した都道府県・地域や、学校を選んだ理由と留学前の準備

私は今新潟県長岡市の長岡技術科学大学で勉強しています。私はホーチミン市工科大学と長岡技術科学大学のツイニングプログラムの学生であり、留学する大学を選ぶ必要はありませんでしたが、それでも、長岡市について調べたことがあります。あまり賑やかな場所ではなくても長岡市は綺麗なところだと思います。約1年間長岡市に住んで、長岡市のことが好きになりました。また、留学する前に、たくさん準備する必要がありました。衣服など勉強と生活に必要なものなどを購入して持って行きました。

3.私の日本留学試験学習法

私は日本留学試験で数学(コース2)、化学と物理を受験しました。その科目はベトナムの高校で勉強しましたが、多くのことを忘れてしまったため、試験前の3か月で3つの科目の知識を復習しました。数学については、各問題で基礎問題と応用問題が出題されるため、復習する時私は基本知識を重視して勉強しました。化学と物理については、出題範囲が広いため、優先して基本知識を復習しました。その他に、高校で勉強した化学と物理の本を読んだり、数年前の試験問題集を参考に勉強しました。また、日本語で受験したため、問題を理解できるように数学、化学と物理に関する言葉を勉強することが必要でした。

4.授業、学生生活、日常生活

ベトナムおよび日本の大学でそれぞれ勉強しましたが、違う点と似ている点があると思います。日本の授業の進め方として、先生が授業内容を説明しますが、家で学生が自分で勉強することが重要とされており、レポートと試験は学生が何を身につけたか確認するために行います。それらはベトナムの大学と似ていると思いますが、大きく違う点は研究生活です。長岡技術科学大学の研究室では、自分のテーマについて勉強したり、実験したりすることができます。研究用の設備が先進的で、研究室での先輩は優しく、熱心です。
学生生活と言えば、全ての授業を日本語で受講するため、困ることが様々ありますが、だんだん慣れてきます。日本人の友達ができ、日本のことについてたくさん分かってきました。私の大学で勉強しているベトナム人留学生は大勢いるため、家庭や故郷を懐かしむ心情があっても、長岡市での生活を楽しんで過ごすことができます。

花見の記念

海に行った記念

信濃川にかかる長生橋の夕暮れ
(長岡市内)

5.渡日前入学許可を利用して良かった点

外国人にとって、渡日前入学許可を利用することは良いと思います。自分の入りたい学校の入学条件を調べ、母国で試験を受けてから良い点数が取れれば、入学許可を貰うことができます。利点は日本に行く前にどの大学へ入学するか確認することができ、留学生としてビザを申請できることです。日本留学試験の結果が良ければ、奨学金を貰うこともできます。また、渡日前入学許可の試験を受けるにあたっては、専門によって必要な基本知識を復習したり、日本語を学んだりすることが大切です。それが日本の大学で留学するにあたり役に立つと思います。

6.これから渡日前入学許可を利用して留学する方へのアドバイス

日本の学校で勉強することを望んでいる人が、日本留学試験を受験するのがいいと思います。留学のためでも良いし、日本留学試験の勉強をすることで、基本知識も復習することができるし、いろいろな利点があるので、受験してみましょう。日本での留学はおもしろくて、新しい生活と文化を体験するチャンスですので、渡日前入学許可を利用して留学するべきです。

長岡技術科学大学の四季