日本留学試験 受験者の声(ゾリグバヤル タミルさん/モンゴル)

ゾリグバヤル タミルさん ※渡日前入学許可による留学

渡日前入学許可制度を利用した留学について

1.留学の動機・きっかけ

私は高校生のときに留学することを考え始め、奨学金をもらって留学することについて調べていました。 その頃、日本とモンゴル政府が支援する 「1000人エンジニアリングプロジェクト」が1年間延長され、エンジニアになりたい私にとって、エンジニアリングが急速に進んでいる日本に留学するチャンスだと思いました。

2.留学した都道府県・地域や、学校を選んだ理由と留学前の準備

私の選んだ町 京都は、日本の古都であるだけでなく、和の風情を残した街で、日本にいることを感じさせてくれます。 私はアニメが好きなので、アニメのような、安全で、きれいな町から選びました。
天気については、夏はそれほど熱くなく、冬もそれほど寒くないです。
また、京都には観光地が多いので、休みの日に遠くに行かなくても、美しい場所を見ることができます。

神社にて

3.私の日本留学試験学習法

モンゴルで2年半日本語を勉強しました。その最後の1年間は、日本語で数学と物理と化学を勉強しました。日本留学試験の練習として、過去問題を解いてそこで出来ない内容や問題を復習しました。私にとって、数学と物理は難しくありませんでしたが、日本語と化学が難しいと感じました。特に化学の化合物の名前や分子などを覚えるのが難しかったです。日本留学試験はモンゴルの大学入試より少し難しいですが、内容はだいたい同じでした。

4.授業、学生生活、日常生活

日本とモンゴルのカリキュラムはほぼ同じですが、京都工芸繊維大学のカリキュラムは非常に優れていると感じました。 日本でモンゴルより多くの実験をし、4年生になったら研究室で自分の選んだテーマを研究するのが良いと思います。
日本人はやさしくて、質問したときできるだけ答えようとしてくれるのは非常に嬉しいです。 私は初めて日本に来たとき、学校から家へ帰る道が分からなくて、携帯の電池も切れてしまい困りました。 その時、歩いている人に道を聞いて帰れました。とても嬉しくて、今でも心に残っています。
私は土日には学校のバスケットボールクラブに行きます。そこでたくさんの友達ができました。
私は学校の寮に一人で住んでいます。

5.渡日前入学許可を利用して良かった点

渡日前入学許可を利用して良かった点は、日本にきて直ぐに日本の大学へ入学できることです。私はモンゴル科学技術大学で勉強しているとき、この大学の独自の入学試験や書類選考だけで渡日前入学許可を得ました。これは海外で日本留学を準備したい受験生にとってチャンスを得ることだと思います。もし渡日前入学許可を利用していなかったら、日本へ留学するためにまず日本に来て試験を受け、合格したら入学することになります。これは留学生にとって非常に難しいです。そのため、渡日前入学許可を利用することはとても良かったです。

6.これから渡日前入学許可を利用して留学する方へのアドバイス

渡日前入学許可を利用して留学する人にとって一番大事なことは、日本留学試験の成績です。そのため、日本留学試験について準備をすることが必要です。 試験の準備は毎日する方がいいと思います。なぜかというと日本留学試験は簡単ではないからです。 次に、書類審査で自分のメリットを、ちゃんと書いたほうがいいと思います。 最後に、自分の出願した大学は英語の成績が必要であったため、TOEICを受験し、その成績を大学へ提出しました。希望する大学の募集要項を確認し試験を受けた方がいいと思います。