日程 平成27年9月4日(金曜日) 10時00分~17時00分
場所 北海道大学 学術交流会館(札幌市)
参加対象 大学等でインターンシップ等に携わる教職員等、インターンシップ等に関する関係者
参加人数 91人
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1.開催内容
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文部科学省「インターンシップ等を通じた教育強化」の全国的な推進組織である日本学生支援機構(JASSO)は、9月4日(金曜日)に北海道大学(札幌 市)においてJASSOインターンシップ等専門人材ワークショップin北海道 を開催した。これは、北海道が地理的な広さなどにより、大学間や産学官の連携によるインターンシップの推進が困難な状況にあることなどを踏まえて開催され たもの。
当日は、JASSO遠藤理事長からの挨拶、文部科学省専門教育課関企画官による施策説明、文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改 善・充実体制整備事業委員会」委員の加藤氏によるレクチャーが行われた後、経済同友会の藤巻執行役と札幌商工会議所の高向会頭から、産学連携教育を一層推 進するという観点により講演があった。また、中・長期インターンシップをテーマとして京都産業大学、PBL(課題解決型学習)をテーマとして小樽商科大学 と旭川大学、危機管理をテーマとして名古屋産業大学による事例発表があった。その後、管理者・教員と職員に分かれてのグループディスカッションを実施し、 最後に全体会が行われた。
参加者数は91名で、「海外の先進的な事例や背景などを知ることができ、大変有意義だった。」「企業が求める=育てる べき人材を知ることができ、今後のキャリア教育に非常に有益な情報となった。」「道内企業の状況や、それを踏まえた学校支援のあり方について学ぶことがで きた。」などの感想があり、研修会全体に対する満足度は97.5%であった。
2.プログラム
- ■オリエンテーション(10時00分~10時05分)
- ■挨拶 日本学生支援機構 理事長 遠藤 勝裕(10時05分~10時10分)
- ■文部科学省 説明(10時10分〜10時25分)
- 文部科学省 高等教育局 専門教育課 企画官 関 百合子
- 配布資料 文部科学省
- ■レクチャー(10時25分~10時55分)
- 「研修会における成果とインターンシップ等の将来に向けて」
- 講師:加藤 敏明
- 配付資料 レクチャー
- ■講演1(10時55分~11時25分)
- 「これからの企業・社会が求める人材像と大学への期待」
- 講師:藤巻 正志(公益社団法人経済同友会 執行役)
- 配付資料 講演1
- ■講演2(11時25分~11時55分)
- 「北海道におけるインターンシップ等の推進について」
- 講師:高向 巖 (札幌商工会議所 会頭)
- ■事例発表
- 1. 中・長期インターンシップについて(12時55分~13時25分)
- 「中長期インターンシップへの課題について-インターンシップ教育の質的向上の視点から-<事例報告等>」
講師:中川 正明(京都産業大学 理事 学長特命補佐(コーオプ教育研究開発センター、進路・就職支援センター)) - 配付資料 京都産業大学
- 2-1. PBL等を契機とした学生の主体的な学びについて(13時25分~13時55分)
- 「小樽商科大学の地域連携PBL~地域連携PBLの諸効果を高めるコーディネーターの役割を中心に~」
講師:大津 晶 (小樽商科大学 商学部 准教授) - 配付資料 小樽商科大学
- 2-2. PBL等を契機とした学生の主体的な学びについて(13時55分~14時25分)
- 「地域志向のPBLによるキーコンピテンシーの養成 -“街の元気づくり”を教育化する試み-」
講師:江口 尚文 (旭川大学 経済学部 教授) - 配付資料 旭川大学
- 3.インターンシップにおける危機管理について(14時25分~14時55分)
- 「インターンシップにおける危機管理と諸課題」
講師:石橋 健一(名古屋産業大学 環境情報ビジネス学部 教授) - 配付資料 名古屋産業大学
- ■グループディスカッション(14時35分~16時20分)
- ■全体会(16時30分~17時00分)