地域連携型インターンシップの実施事例

地域連携型インターンシップの実施事例を掲載しています。
(掲載大学等は五十音順)

岡山大学

「国際インターンシップ」

【ポイント】

「地域連携」「環境教育」「異文化体験」「全学部・研究科対象」「全年次対象」「単位制」

【概要説明】

2014年度に採択された文部科学省のスーパーグローバル大学創生支援事業の一環として、2015年度より開講した科目です。
森林資源の持続的利用について考えることを契機に、地球環境問題を身近な課題として学び、学生自身の専門分野への視野を広げるとともに、大学での学びをより深化させることを目的として、岡山県内の林業・林産業関連企業および地方自治体との包括連携協定に基づく林業教育コンソーシアムの協力を得て、事前・事後教育と2~4週間の就業体験を行うプログラムです。全学部、全研究科、全学年の学生が履修でき、教育効果を上げるため、就業内容は受入先の特色を反映したものとなるように大学と協議したうえで決定しています。
また、カナダのブリティッシュコロンビア大学(以下、「UBC」と略す)と学生交流協定を締結し、UBCのコーオプ教育プログラムの学生を大学に受け入れて、本プログラムと同時開催します。それにより、学生は就業と異文化交流を同時に経験し、日本とカナダの林業、自然、文化を比較体得することで、グローバルな視野を持って、課題の抽出と解決に向かう能力を養うことができます。

【関連資料等】

共愛学園前橋国際大学

「長期インターンシップ」

【ポイント】

「地域連携」「長期」「全学部対象」「2・3年次対象」「単位制」

【概要説明】

全学の収容定員は1,000名に満たないものの、学生の85%が群馬県出身で、卒業生の70%が県内就職するという大学の特性を最大限に生かし、学長の強力なリーダーシップのもと、教職員全員がフラットかつ主体的に参画する大学運営により意思決定が迅速に行われ、「地域との共生」をモットーとした質の高い教育を実践しています。
このインターンシップは、2014年度の「地(知)の拠点整備事業(COC)」に採択されたのを機に、前橋市と協働し、地学一体で地域人材育成に取り組む目的により教育カリキュラムの改革を行い、それらの科目の中のサービスラーニングタームを利用した半年間の地域留学の一環として、2015年度から導入されたプログラムです。
これからのグローバル社会で生き抜く力(足許を見据え、現実の問題に立ち向かう能力)を持つ学生を育てるため、前橋市役所の他、県内の民間企業等で4か月間実習を行います。
実習の成果は、年度末に実施される成果報告会にて、学生自身が研修先機関や大学関係者等にプレゼンテーションを行い、評価委員会が「グローカル人材」としての成長を評価しています。

【関連資料等】

桜の聖母短期大学

「短期大学におけるインターンシップ」

【ポイント】

「地域連携」「1年次対象」「選択科目」「単位制」

【概要説明】

2004年度から地域に貢献する短期大学として「インターンシッププログラム(1単位)」を導入し、2011年度からは「キャリアとは何か」という観点の下、より教育効果の高いプログラムを目指して実施されています。
このインターンシップの運営にあたっては、担当教員及びキャリア支援センターが中心となり、受入可能な企業は、地元を中心に120社に及びます。派遣先の決定においては、学生の履歴書を第三者である企業の方に見ていただき選定をしてもらいます。また、カウンセリングや対人関係に不安を持っている学生に安心できる企業を紹介する体制等の仕組みも構築されています。キャリア教養学科のほとんどの学生がインターンシップを履修しますが、事前学習として「キャリア形成演習1」、事後学習として「キャリア形成演習2」が設置され、最終的にはインターンシップの経験を今後どう活かすのかを、1人1枚ポスターを作成し発表を行っています。
入学直後の1年生を、4月~6月の授業において意識付けさせ、7月~9月に1週間就業体験させることを可能にしているという特色のあるプログラムです。

【関連資料等】

静岡大学

「職場体験講座(地域創造インターンシップ1)」

【ポイント】

「地域連携」「特定学部対象」「2年次対象」「選択必修科目」「単位制」

【概要説明】

2017年度にスタートした新たな教育プログラム「地域創造学環」の学生を対象とした選択必修科目(2単位)として開講されました。
この科目は、企業が持つ知的資本(目に見えない価値)に着目し、学生自らの問いをもとに仮説を立て、インターンシップという体験を通して知的資本を言語化するという探究活動を中心に据え、知識の再構造化をきっかけにした学習意欲の向上を教育的効果として追究します。これらの過程を、学生と企業が本来持っている力を引き出す意味から「地力発掘型インターンシップ」と名付けています。
学生の受け入れは、静岡ロータリークラブ会員企業が担うため、大学からの企業開拓がない代わりに、インターンシップに携わる専門人材が企業向けに説明会を開催し、経営者および指導役社員に対して受け入れの留意点を説明するなど、大学と企業との協働によるプログラム作りが進められています。また、学生への個人面談についても、面談マニュアルを整備するなど担当教員間の共有も図られています。
当事者意識を持った地域社会の創造に取り組むことができる人材を育成することを目的とした特色のあるプログラムです。

【関連資料等】

山形大学

「低学年向け中小企業インターンシップ(プレ・インターンシップ)」

【ポイント】

「地域連携」「低学年」「中小企業」「単位制」

【概要説明】

本授業の特徴は、1年生を対象とした中小企業に限定したインターンシップである点です。
就業体験の早期提供および中小企業の理解促進を目指し、事前・事後指導および3日間のインターンシップに参加するプログラムになっています。
本授業の目的は、本学の教育目的に則り(1)インターンシップ体験を通じて、学習意欲とキャリア意識および職業意識(職業観・労働観)を早期から高めること。また、(2)5日以上のインターンシップ参加へのプレ体験と位置付け、2年次以降のインターシップに参加しやすくすること。以上の2点になります。
本授業の運営は、担当教員がキャリアサポートセンターと連携して行っています。受入企業の選定は、山形県中小企業家同友会の協力を得て行っています。また、業界や仕事に対する視野を広げる観点から、学生の希望は取らず、担当教員が学生の自宅から通勤しやすい企業をピックアップしマッチングをしています。
企業開拓においては、受入れに慎重な中小企業に対しては「職場の活性化」や「社員教育」につながる成果を伝えることで、受入企業も増えています。

【関連資料等】

注)当ページに掲載している資料は必ずしも最新のデータではありません。
各プログラムの内容について詳細をお知りになりたい場合は、各実施大学等に直接お問い合わせください。