キャリア教育・就職支援ワークショップは、全国の大学等の管理者及びキャリア教育・就職支援に携わる教職員に対し、キャリア教育から就職まで一貫した支援をより充実させるために、毎年開催しています。
本年度はテーマ別にグループワーク等を行い、教育界と産業界が双方の要望や課題等について認識を共有し、より実践的な産学連携教育の推進を図ることを目的として実施しました。
◆ 開催日時
テーマA「低学年からのキャリア教育」
令和4年12月15日(木曜日)12時45分~15時30分
テーマB「コロナの時代を過ごした学生と、どう向き合っていくか」
令和4年12月16日(金曜日)12時45分~15時30分
ラップアップミーティング「今後の大学等におけるキャリア支援は、何をすべきか」
令和4年12月16日(金曜日)16時00分~17時00分
- ◆主催 独立行政法人 日本学生支援機構
- ◆後援 公益社団法人 関西経済連合会
- ◆参加対象者
- (1)大学、短期大学、高等専門学校の管理者(学長、副学長、理事等)、課長相当職以上の幹部職員
- (2)大学、短期大学、高等専門学校のキャリア教育・就職支援業務等の担当教職員
- (3)企業等の代表、役員、人事・採用・人材育成担当者、インターンシップ受入・産学連携教育等の担当者
- ◆参加者数
- テーマA及びテーマB合計 173名(学校関係者 140名、企業等関係者 33名)
- 内訳
- テーマA 93名(学校関係者 81名、企業等関係者 12名)
- テーマB 80名(学校関係者 59名、企業等関係者 21名)
- ラップアップミーティング 73名(学校関係者 65名、企業等関係者 8名)
1.開催内容
本ワークショップでは、まずオリエンテーション動画にて、開催趣旨等を説明。令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」との連動企画となっているため、参加者は、あらかじめ令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」の動画を視聴し、感想等の事前課題を提出した上で当日のグループワークに臨みました。ワークショップの実施内容については、下記グラフィックレコーディング及びレポートをご覧ください。
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【概要】
現大学3年生はコロナ禍入学の世代。さまざまな活動が制限される中、学生時代に力を入れたことも先輩世代とは異なるはず。大学がどのように学生をリードしていくのか。企業は自社にマッチする人材を、短い採用選考でいかに判断するのか。産学で意見交換をしながら一緒に考えていくワークショップです。
【概要】
オンライン就活・採用が活発になり、企業と学生が直接つながる機会が増えた今、大学のキャリア支援は何をすべきなのか。参加者と一緒に考えていきます。
ワークショップ終了後のアンケートでは、学校関係者、企業関係者から下記の声が寄せられました。
- 【学校関係者】
- ・大学の取組みや状況を、企業側の目線でアドバイスしてもらえたので貴重な時間となった(テーマA)
- ・低学年に対するキャリアの意識付など、本学だけでなく、他大学も試行錯誤している様子が感じられ、また、それに対する議論を深めることができた。今回得た情報を活かしていきたい(テーマA)
- ・同じ悩みを抱えている他大学や、学生と関わりの強い企業から、様々な施策を伺うことができ、大変実りある時間となった(テーマB)
- ・時間が足りず「解決方法」までたどり着けなかったが、他大学の話をざっくばらんに聞けたことで、何気ない発言から様々なヒントをもらった。学校での施策を考える上での道筋(一筋の光)が見えた(テーマB)
- ・時間が足りないくらい、いろいろな意見交換ができた。特に企業の方の視点は、大学に新たな気づきをもたらしてくれるもので、貴重だった(ラップアップミーティング)
- 【企業等関係者】
- ・大学がどのように学生を捉えているのかがよく解り、非常に参考になった(テーマA)
- ・学校と企業との、感覚の一致・不一致が垣間見えた(テーマA)
- ・「大学は学生のことを理解している」と思っていたので、四苦八苦していると知り驚いた。キャリア教育に関わる、大学から企業への認識・理解の点はもっと聞いてみたかった(テーマA)
- ・大学のキャリアセンターの方と意見交換できる機会が無かったので、実状などを共有でき満足した(テーマB)
- ・学生との距離やイベントの参加については、企業だけでなく大学キャリアセンター側も課題に思っていることを知ることが出来た。面接などでは、ガクチカではなく、学業に関する質問をしていく、掘り下げていくことの重要性を感じた(テーマB)
2.プログラム
1.事前動画(YouTubeオンデマンド配信)
- (1)オリエンテーション動画(趣旨説明及びテーマ別概要紹介)
- (2)事前課題動画(YouTubeオンデマンド配信)
- 令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」ショートレクチャー
- テーマ:「2022年度就職・採用活動概況とコロナ禍で見えてきた課題」
- 【講演者】株式会社リクルート 渉外室 HR渉外部 部長(前就職みらい研究所 所長) 増本 全 氏
- 令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」パネルディスカッション
- テーマ:「今後の大学等におけるキャリア支援は、何をすべきか」
- 【モデレーター】元早稲田大学 常任理事 佐々木 ひとみ 氏
2.当日(Zoomミーティング)
- (1)主催者挨拶 (独立行政法人日本学生支援機構 学生生活部長 井上 示恩)
- (2) 「ジョブ型研究インターンシップ」についての紹介 (マッチング支援機関事務局)
- ※配付資料は、当機構HP内の「インターンシップの普及・推進」に掲載しています。
- インターンシップの普及・推進
- (3)企業関係者を交えた登壇者によるオープニングトーク
- テーマA「低学年からのキャリア教育」
- 【ファシリテーター】聞間 理 氏(九州産業大学 商学部 教授)
- 【ファシリテーター】立石 慎治 氏(筑波大学 教学マネジメント室 助教)
- テーマB「コロナの時代を過ごした学生と、どう向き合っていくか」
- 【ファシリテーター】大津 晶 氏(小樽商科大学 商学部社会情報学科 教授)
- 【ファシリテーター】住田 曉弘 氏(東京都市大学 学生支援部長)
- (4)グループワーク
- (5)全体会(参加者によるアウトプット及び意見交換)
- (6)ラップアップミーティング「今後の大学等におけるキャリア支援は、何をすべきか」
- 【司会】聞間 理 氏
- 【コメンテーター】大津 晶 氏、住田 曉弘 氏、立石 慎治 氏
- 【ゲスト】佐々木 ひとみ 氏(元早稲田大学 常任理事)