令和4年度 キャリア教育・就職支援ワークショップ 開催報告

キャリア教育・就職支援ワークショップは、全国の大学等の管理者及びキャリア教育・就職支援に携わる教職員に対し、キャリア教育から就職まで一貫した支援をより充実させるために、毎年開催しています。
本年度はテーマ別にグループワーク等を行い、教育界と産業界が双方の要望や課題等について認識を共有し、より実践的な産学連携教育の推進を図ることを目的として実施しました。

◆ 開催日時
テーマA「低学年からのキャリア教育」
令和4年12月15日(木曜日)12時45分~15時30分

テーマB「コロナの時代を過ごした学生と、どう向き合っていくか」
令和4年12月16日(金曜日)12時45分~15時30分

ラップアップミーティング「今後の大学等におけるキャリア支援は、何をすべきか」
令和4年12月16日(金曜日)16時00分~17時00分

1.開催内容

本ワークショップでは、まずオリエンテーション動画にて、開催趣旨等を説明。令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」との連動企画となっているため、参加者は、あらかじめ令和4年度「全国キャリア教育・就職ガイダンス」の動画を視聴し、感想等の事前課題を提出した上で当日のグループワークに臨みました。ワークショップの実施内容については、下記グラフィックレコーディング及びレポートをご覧ください。

低学年からのキャリア教育について、参加者の皆さんが感じている課題感を分析した結果を聞いて、参加企業の方から「働くイメージがわかない学生が多いと思うので、社会の仕組みを理解することが必要」「働き方は一つではないということを伝えたい」という声が挙がった

低学年からのキャリア教育について、参加者の皆さんが現状抱えている課題として「低学年キャリア科目の参加率の低下」「夢の現実の折り合いが難しい」「オンライン化による人間関係の希薄さ」「学生により態度の違いがあるので、学生をどうやって自走させるか」という意見が出た

低学年からのキャリア教育について、現状の課題解決のためのアイデアとして「学生同士の意見交換の場づくり」「気軽に相談できるキャリアセンターになる」「学生のサークル活動にキャリアセンターも関わる」「他大学ともっと交流する」「多方面と協力する」という意見が出た

【概要】
キャリアの概念とは経験の積み重ね。低学年におけるキャリア形成に、我々はどのように関われるのか。インターンシップが変わりつつある今、低学年で必要なキャリア教育とは何か。18歳人口が減っていく中、産学で人材育成について一緒に考えていくワークショップです。

ウィズコロナ時代における学業に着目したキャリア支援について、学生にとって学業は当たり前のことなので、就職活動においてアピールポイントにならないと、学生たちは思っている。就職面接の際、学生は自ら学業成果をアピールしないので、採用企業側が面接の際の質問の仕方を工夫する必要があるのではないか

ウィズコロナ時代における学生との向き合い方の悩みや課題として、「受け身の学生が多い」「対面のコミュニケーションに不慣れ」「お世話されるのに慣れた学生が多い」「学生の二極化」「企業の就職活動セミナーに足を運ばない」という意見が出た

ウィズコロナ時代における学生との向き合い方のアイデアとして、「セルフポートフォリオの作り方は企業とノウハウを共有できる」「教職協働及び産学連携で学生の背中を押す」「未来を意識する」「学生が学業に集中する環境を企業と大学が相互サポートする」という意見が出た

【概要】
現大学3年生はコロナ禍入学の世代。さまざまな活動が制限される中、学生時代に力を入れたことも先輩世代とは異なるはず。大学がどのように学生をリードしていくのか。企業は自社にマッチする人材を、短い採用選考でいかに判断するのか。産学で意見交換をしながら一緒に考えていくワークショップです。

【概要】
オンライン就活・採用が活発になり、企業と学生が直接つながる機会が増えた今、大学のキャリア支援は何をすべきなのか。参加者と一緒に考えていきます。

ワークショップ終了後のアンケートでは、学校関係者、企業関係者から下記の声が寄せられました。

2.プログラム

1.事前動画(YouTubeオンデマンド配信)

2.当日(Zoomミーティング)