令和2年度 全国キャリア教育・就職ガイダンス 開催報告

大学等卒業予定者の就職・採用に関し、政府各省の行政説明、大学等・学生・企業の三者によるパネルディスカッション、「キャリア教育・就職支援の取組」の事例紹介等を行うことにより、産学官連携による人材育成等キャリア教育・就職支援の充実に資すること目的として、「令和2年度全国キャリア教育・就職ガイダンス」を以下のとおり開催しました。

◆主催 文部科学省、就職問題懇談会、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
◆協力 厚生労働省、農林水産省、経済産業省 
◆後援 一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、公益社団法人経済同友会
◆対象
〇大学等の役員及び部局の長、教員、キャリア教育・就職支援業務担当者、留学生支援業務担当者、障害学生支援業務担当者
〇企業・団体の人事採用担当者
〇都道府県の就職支援等担当者
◆視聴申込者:1,033名(内訳:大学等522名、企業・道県等511名)

1.開催内容

新型コロナウイルス感染症への対応として、全面的にオンラインにより実施しました。YouTubeによるライブ配信とオンデマンド配信を組み合わせることにより、従来の対面による実施と同程度の効果が得られるようにしました。特にパネルディスカッション「withコロナ/afterコロナにおける就職支援とキャリア支援について」では、初の試みとして学生を登壇させ、学生の生の声をライブ配信で届けることにより、オンライン開催に欠ける臨場感の補填を図りました。前半は「コロナ禍におけるオンラインインターンシップについて」をテーマに、後半は「コロナ禍における就職活動、採用活動について」をテーマに、各社の事例紹介と学生より体験談が述べられました。
また、「キャリア教育・就職支援の取組」事例紹介では、令和元年度に対面で実施した企業と大学等の情報交換会、大学等によるポスターセッションについて、令和2年度は、機構ホームページに事例紹介の資料(連絡先明記)を掲載することにより、広く情報提供を行いました。なお、地方創生・人材還流の観点から、平成30年度より、インターンシップやUターン・Iターンの促進等、就労支援の施策等を紹介しました。
参加者からは、
・21卒・22卒の学生が参加しており、就職活動を終えたばかりの学生と、今から就職活動をする学生の話が聞けて、新型コロナウイルスの影響をどのようにとらえているか、企業に訪問する時に感じたことをお話しいただけて良かった。
・学生、企業、大学の声を聞くことができた点、特に応募企業数やインターン参加企業数等の学生のリアルな実態が聞けて良かった。オンラインインターンシップの具体的な内容を聞けた点が良かった。
・東京開催のため、これまで参加を見送っていたが、今回参加でき非常にありがたく思った。ぜひ、今後もオンライン参加の道を残してほしい。
等の感想があり、満足度は78.6 %でした。

2.プログラム

1.開会・挨拶 《YouTubeオンデマンド配信》

2.講演 《YouTubeオンデマンド配信》

3.行政説明 【情報提供】
◆就職・採用活動日程等について

4.パネルディスカッション 《YouTubeオンデマンド配信》

・モデレーター:九州産業大学 商学部長 教授 聞間 理 氏
・サブモデレーター:東京都市大学 学生支援部長 住田 曉弘 氏
・パネリスト:学生、企業

5.「キャリア教育・就職支援の取組」事例紹介 【情報提供】
希望する大学等、企業・団体、地方自治体の「キャリア教育・就職支援の取組」事例紹介の資料を当Webページに掲載しました。

6.外国人留学生のキャリア教育・就職支援についてのセッション 【情報提供】《YouTubeオンデマンド配信》
外国人留学生のキャリア教育・就職支援について実績のある機関が、インターンシップや就職支援に関する事業などを紹介しました。

7.障害のある学生のキャリア教育・就職支援についてのセッション 《YouTubeオンデマンド配信(字幕情報保障対応)》
障害のある学生のキャリア教育・就職支援のサポートや企業等における就労の好事例などについて、大学、企業、就労移行支援機関等の担当者を招いて具体的な事例を紹介しました。