視覚障害 入試情報

(1)オープンキャンパス

視覚障害者は、慣れない場所で建物や段差の位置を特定したり、案内表示などを見ながら目的地を探したりすることができません。そのため初めて訪れるキャンパスでは、単独での移動は困難です。また配付資料は、支援者が必要な部分を読み上げるか、点字や拡大文字で提供する必要があります。

必要な支援・配慮事項

ア.移動・情報入手を手助けするガイド者の準備

事前に視覚障害参加者からの申し出を受け付け、当日に大学教職員や在学生が誘導や配付資料・掲示物の読み上げを行なう。

イ.視覚障害学生に対する支援状況の紹介

視覚障害学生に対する支援の現状(整備されている支援機器や人的サポート体制等)について紹介する時間を設ける。

ウ.視覚障害学生の履修が困難な科目等についての助言

視覚的な内容が中心で理解が難しい講義、参加が困難な実験・実習等について、情報提供する時間を設ける。

(2)募集要項

視覚障害のある受験生は多くの場合、印刷された募集要項を独力で読むことは困難です。また、募集要項はレイアウトが複雑なため、必要な情報を探し出すことも困難です。

必要な支援・配慮事項

募集要項の内容をウェブサイトで公開し、画面音声化ソフトなどを利用して、視覚障害受験生が独力で読めるようにする。

  • 大学のウェブサイトが、ウェブアクセシビリティに関するガイドラインに準拠して作成されていれば、視覚障害受験生が単独で利用できる。

視覚障害受験生からの問い合わせに電話などで答える。

  • 実際には、在学校の教員や保護者が募集要項を読み上げることで、本人が内容を確認することも多い。
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