平成22年度学生生活調査

平成24年1月
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)


1.調査の目的
この調査は、学生の標準的な学生生活状況を把握し、学生生活支援事業の改善を図るための基礎資料を得ることを目的とする。

※調査の集計結果は、政府における教育政策の実施にかかる資料として分析するほか、新聞、進学雑誌等で掲載され、大学進学を目指す方に、[大学で必要な費用の目安]として参考になっております。

2.調査の対象
大学院、大学学部及び短期大学本科の学生(休学者及び外国人留学生は除く)

3.調査の時期
平成22年11月

4.提出締切
平成22年12月17日(金曜日) 当機構必着

5.調査数
下記の抽出率によって在籍学生(平成22年5月1日現在の学校基本調査による)から抽出した数

区分/設置者別  
国立
公立
私立
大学院 修士課程 3/68 10/29 2/31
博士課程 1/8 23/34 4/13
専門職学位課程 9/23 10/11 17/38
大学学部 昼間部 1/56 1/14 1/135
夜間部 7/26 22/27 1/11
短期大学 昼間部 - 11/24 1/38
夜間部 - 16/19 133/234

6.調査方法
大学で、あらかじめ、この調査の対象となる全在籍学生の中から、当機構が依頼した調査数の学生を「無作為抽出方法」によって抽出後、所定の調査票で調査します。


注) この調査は平成14年度まで、文部科学省が実施していましたが、平成16年4月に独立行政法人日本学生支援機構の設立に伴い、当機構に移管されたものです。

調査結果

平成22年度学生生活調査結果

  • 本調査で示している奨学金受給者の割合には、日本学生支援機構の奨学金とそれ以外の奨学金の両方を含みます

平成22年度学生生活調査報告

調査結果の利用について

調査結果の利用についてはこちらをご覧ください。

結果の概要(大学昼間部及び大学院)

学生の標準的な生活状況を把握し、学生生活支援事業の改善を図るための基礎資料を得ることを目的として、平成22年11月現在で、全国の大学学部、短期大学、大学院修士課程、博士課程及び専門職学位課程の学生を対象に実施した「平成22年度学生生活調査」の結果の概要である。
学生生活費(学費と生活費の合計)、学生の収入状況、家庭の年間平均収入額、アルバイト従事状況、奨学金の受給状況、通学時間、週間平均生活時間の項目について取りまとめている。
※大学夜間部及び短期大学については、上記調査結果の各表を参照のこと。

<平成22年度調査結果の主な特徴>

○学生生活費は、大学学部(昼間部)、大学院修士課程で平成12年度調査をピークに五期連続して減少している。

【学生生活費の推移】

     
平成20年度 平成22年度
大学学部(昼間部) 1,859,300円 1,830,500円(▲1.5%)
大学院修士課程 1,742,100円 1,732,100円(▲0.6%)

※(  )は、前回調査からの伸び率である。

○学生の収入総額は、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも前回調査(平成20年度)よりも減少している。

【学費及び生活費の推移】

平成20年度 平成22年度
大学学部(昼間部) 2,198,800円 1,988,500円(▲9.6%)
大学院修士課程 2,106,100円 1,966,200円(▲6.6%)

※(  )は、前回調査からの伸び率である。

○収入総額に占める家庭からの給付額の割合は、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも前回調査(平成20年度)よりも減少している。

【収入総額に占める割合】 

平成20年度 平成22年度
家庭からの給付 65.9% 61.7%(▲4.2)
奨学金 15.3% 20.3%(  5.0)

※(  )は、前回調査からの推移である。

○家庭の年間平均収入は、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも前回調査(平成20年度)よりも減少している。特に、私立の減少が大きく、大学学部(昼間部)では、国立と私立の差が僅差となった。 

【調査対象者2,980,279人から82,330人を抽出し調査を行った。有効回答数37,151人(回収率45.1%)】 


1.学生生活費(学費と生活費の合計)

学生生活費は、大学学部(昼間部)および大学院修士課程では平成20年度調査に比べ減少しており、平成12年度調査をピークに5期連続しての減少となっている。大学院博士課程および専門職学位課程は、平成20年度調査に比べ増加している。
内訳をみると、大学学部(昼間部)、大学院修士課程では、学費・生活費ともに平成20年度調査に比べ減少している。大学院博士課程および専門職学位課程では、生活費が増加している。

【大学学部(昼間部)】
平成20年度調査より3万円減少の183万円となっている。

【大学院修士課程】
平成20年度調査より1万円減少の173万円となっている。

【大学院博士課程】
平成20年度調査より6万円増加の211万円となっている。

【大学院専門職学位課程】
平成20年度調査より2万円増加の224万円となっている。

学生生活費(学費と生活費の合計)の平成14年度から平成22年度までの推移グラフ

学生生活費の増減額及び伸び率の推移

区分
H12→H14
H14→H16
H16→H18
H18→H20
H20→H22
大学学部 昼間部
学費
39,800 ( 3.5) 7,300 ( 0.6) 2,800 ( 0.2) 11,700 ( 1.0) ▲13,000 (▲1.1)
生活費
▲80,300 (▲8.6) ▲84,200 (▲9.8) ▲48,500 (▲6.3) ▲47,500 (▲6.6) ▲15,800 (▲2.3)
学生生活費
▲40,500 (▲2.0) ▲76,900 (▲3.8) ▲45,700 (▲2.4) ▲35,800 (▲1.9) ▲28,800 (▲1.5)
大学院 修士課程
学費
29,700 ( 3.9) 13,800 ( 1.8) 16,100 ( 2.0) ▲2,100 (▲0.3) ▲7,300 (▲0.9)
生活費
▲102,300 (▲8.9) ▲66,600 (▲6.4) ▲38,900 (▲4.0) ▲5,600 (▲0.6) ▲2,700 (▲0.3)
学生生活費
▲72,600 (▲3.8) ▲52,800 (▲2.9) ▲22,800 (▲1.3) ▲7,700 (▲0.4) ▲10,000 (▲0.6)
博士課程
学費
27,300 ( 3.7) 12,200 ( 1.6) 23,800 ( 3.0) ▲19,700 (▲2.4) 700 ( 0.1)
生活費
▲118,400 (▲7.9) ▲63,700 (▲4.6) ▲47,800 (▲3.6) ▲8,600 (▲0.7) 58,400 ( 4.6)
学生生活費
▲91,100 (▲4.1) ▲51,500 (▲2.4) ▲24,000 (▲1.1) ▲28,300 (▲1.4) 59,100 ( 2.9)
専門職学位課程
学費
            ▲44,600 (▲3.4) ▲34,200 (▲2.7)
生活費
            ▲38,900 (▲4.0) 55,400 ( 5.9)
学生生活費
            ▲83,500 (▲3.6) 21,200 ( 1.0)

※(  )は、前回調査からの伸び率である。

2.設置者別の学生生活費(学費と生活費の合計)

学生生活費を設置者別に比較した場合、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも、私立が国立より高くなっている。
大学学部(昼間部)の内訳をみると、学費は授業料、その他の学校納付金の差等により私立が国立より66万円高くなっている。
生活費は食費、住居・光熱費の差等により逆に国立が私立より20万円高くなっているが、これは自宅以外の学生の割合が高いためと考えられる。

【大学学部(昼間部)】
国立が148万円、私立が194万円で、私立が国立より46万円高くなっている。
内訳をみると、学費は私立が国立より66万円高く、生活費は国立が私立より20万円高くなっている。

【大学院修士課程】
国立が163万円、私立が191万円で、私立が国立より28万円高くなっている。
内訳をみると、学費は私立が国立より45万円高く、生活費は国立が私立より18万円高くなっている。

【大学院博士課程】
国立が205万円、私立が232万円で、私立が国立より28万円高くなっている。
内訳をみると、学費は私立が国立より30万円高く、生活費は国立が私立より2万円高くなっている。

【大学院専門職学位課程】
国立が190万円、私立が244万円で、私立が国立より54万円高くなっている。
内訳をみると、学費は私立が国立より57万円高く、生活費は国立が私立より3万円高くなっている。

(単位:円)

区分
学費
生活費
合計
授業料、その他の学校納付金
修学費、課外活動費、通学費
小計
食費、住居・光熱費
保健衛生費、娯楽・し好費、その他の日常費
小計
大学学部 昼間部 国立 512,500 144,100 656,600 542,500 279,900 822,400 1,479,000
公立 533,500 140,800 674,300 460,100 271,700 731,800 1,406,100
私立 1,154,200 162,600 1,316,800 337,500 281,800 619,300 1,936,100
平均 1,011,600 158,400 1,170,000 379,500 281,000 660,500 1,830,500
大学院 修士課程 国立 502,800 129,700 632,500 686,300 314,300 1,000,600 1,633,100
公立 523,300 179,100 702,400 543,200 360,200 903,400 1,605,800
私立 892,900 193,600 1,086,500 481,700 340,500 822,200 1,908,700
平均 646,300 156,000 802,300 603,200 326,600 929,800 1,732,100
博士課程 国立 450,700 259,000 709,700 854,900 480,600 1,335,500 2,045,200
公立 479,400 299,600 779,000 695,600 567,900 1,263,500 2,042,500
私立 672,700 335,200 1,007,900 771,900 543,000 1,314,900 2,322,800
平均 505,800 279,400 785,200 826,800 500,200 1,327,000 2,112,200
専門職学位課程 国立 665,300 212,000 877,300 656,800 366,800 1,023,600 1,900,900
公立 553,500 199,500 753,000 517,400 311,300 828,700 1,581,700
私立 1,207,200 236,800 1,444,000 596,600 401,200 997,800 2,441,800
平均 1,015,900 227,700 1,243,600 612,700 387,400 1,000,100 2,243,700

(参考)居住形態別学生数(大学学部(昼間部))

居住形態 自宅 学寮、下宿、アパート、その他
国立 33.2% 66.8%
公立 40.3% 59.7%
私立 61.1% 38.9%
平均 55.2% 44.8%

3.居住形態別の学生生活費(学費と生活費の合計)

学生生活費を居住形態別に比較した場合、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程のいずれも下宿等通学者の学生生活費は自宅通学者の学生生活費を大きく上回っている。
設置者別区分の学生生活費は私立の下宿等が最も高くなっている。

【大学学部(昼間部)】
下宿等通学者の学生生活費は自宅通学者に比べ53万円高くなっており、設置者別にみると、国立の自宅を基準とした場合に、国立の下宿等は1.6倍、私立の自宅は1.6倍、私立の下宿等は2.2倍となっている。

【大学院修士課程】
下宿等通学者の学生生活費は自宅通学者に比べ61万円高くなっており、設置者別にみると、国立の自宅を基準とした場合に、国立の下宿等は1.6倍、私立の自宅は1.4倍、私立の下宿等は2.0倍となっている。

【大学院博士課程】
下宿等通学者の学生生活費は自宅通学者に比べ63万円高くなっており、設置者別にみると、国立の自宅を基準とした場合に、国立の下宿等は1.4倍、私立の自宅は1.2倍、私立の下宿等は1.7倍となっている。

【大学院専門職学位課程】
下宿等通学者の学生生活費は自宅通学者に比べ63万円高くなっており、設置者別にみると、国立の自宅を基準とした場合に、国立の下宿等は1.4倍、私立の自宅は1.4倍、私立の下宿等は1.9倍となっている。

居住形態別の学生生活費(自宅と下宿の比較)

(単位:円)

区分
自宅
下宿・アパート、その他
大学学部
昼間部
国立 1,085,600 (1.00) 1,709,800 (1.57)
公立 1,083,500 (1.00) 1,641,000 (1.51)
私立 1,692,700 (1.56) 2,363,200 (2.18)
平均 1,607,400   2,134,700  
大学院
修士課程
国立 1,158,000 (1.00) 1,865,200 (1.61)
公立 1,265,800 (1.09) 1,944,800 (1.68)
私立 1,600,500 (1.38) 2,353,000 (2.03)
平均 1,392,400   1,999,200  
博士課程
国立 1,606,600 (1.00) 2,249,400 (1.40)
公立 1,665,800 (1.04) 2,374,600 (1.48)
私立 1,921,000 (1.20) 2,686,400 (1.67)
平均 1,715,700   2,342,300  
専門職学位課程 国立 1,529,200 (1.00) 2,184,500 (1.43)
公立 1,354,500 (0.89) 1,962,000 (1.28)
私立 2,127,400 (1.39) 2,875,600 (1.88)
平均 1,958,100   2,584,200  

(注)(  )は、国立の自宅を基準(1.00)とした場合の指数である。

4.学生の収入状況

学生の収入については、大学学部(昼間部)で199万円、大学院修士課程で197万円となっており、平成20年度調査と比較して減少している。
大学学部(昼間部)の収入構成をみると、平成20年度調査に比べ、収入総額に占める家庭からの給付額の割合が61.7%と4.2ポイント減少しているが、奨学金の占める割合は20.3%と5.0ポイント増加している。

【大学学部(昼間部)】
収入総額は平成20年度調査より21万円減少の199万円となっている。

【大学院修士課程】
収入総額は平成20年度調査より14万円減少の197万円となっている。

【大学院博士課程】
収入総額は平成20年度調査より23万円減少の268万円となっている。

【大学院専門職学位課程】
収入総額は平成20年度調査より19万円減少の259万円となっている。

※大学院の「アルバイト」は、「TA・RA」を含む。

【大学学部(昼間部)】

学生の収入状況(大学学部昼間部の平成20年度と平成22年度の比較)

【大学院修士課程】

学生の収入状況(大学院修士課程の平成20年度と平成22年度の比較)

【大学院博士課程】

学生の収入状況(大学院博士課程の平成20年度と平成22年度の比較)

【大学院専門職学位課程】

学生の収入状況(大学院専門職課程の平成20年度と平成22年度の比較)

(単位:%(上段)/円(下段))

区分
家庭からの給付
奨学金
アルバイト
定職・
その他
合計
大学学部
(昼間部)
20 (65.9) (15.3) (16.3) (2.5) (100.0)
1,449,400 336,700 358,300 54,400 2,198,800
22 (61.7) (20.3) (15.4) (2.6) (100.0)
1,227,500 402,700 306,900 51,400 1,988,500
大学院
修士課程
20 (49.0) (26.8) (14.1) (10.1) (100.0)
1,031,700 565,000 296,500 212,900 2,106,100
22 (47.4) (28.1) (13.5) (10.9) (100.0)
932,100 552,500 266,400 215,200 1,966,200
大学院
博士課程
20 (15.8) (33.2) (24.8) (26.2) (100.0)
459,000 966,400 722,500 763,100 2,911,000
22 (14.1) (37.0) (24.9) (24.0) (100.0)
378,800 991,500 668,600 642,600 2,681,500
大学院
専門職学位課程
20 (41.4) (31.0) (3.8) (23.9) (100.0)
1,149,200 860,200 106,400 662,800 2,778,600
22 (40.1) (30.8) (4.0) (25.1) (100.0)
1,039,700 796,800 104,100 649,100 2,589,700

収入の伸び率の推移

区分
H12→H14
H14→H16
H16→H18
H18→H20
H20→H22
大学学部(昼間部)
4.1%
▲1.7%
▲0.4%
0.4%
▲9.6%
大学院修士課程 2.2%
▲2.2%
0.4% 1.5%
▲6.6%
大学院博士課程 1.7%
▲0.3%
2.3% 2.8%
▲7.9%
大学院専門職学位課程      
▲2.5%
▲6.8%

5.家庭の年間平均収入額

学生の家庭の年間平均収入額を設置者別にみると、大学学部(昼間部)は私立が一番高いが、前回調査より減少しており、国立と僅差になっている。

【大学学部(昼間部)】
平成20年度調査より3.0%減少の797万円となっている。設置者別にみると私立が一番高く、801万円となっている。

【大学院修士課程】
平成20年度調査より1.9%減少の795万円となっている。設置者別にみると国立が一番高く、801万円となっている。

【大学院博士課程】
平成20年度調査より0.1%減少の745万円となっている。設置者別にみると私立が一番高く、814万円となっている。

【大学院専門職学位課程】
平成20年度調査より0.5%減少の873万円となっている。設置者別にみると公立が一番高く、901万円となっている。

(単位:千円)

区分
大学学部
大学院
昼間部
修士課程
博士課程
専門職学位課程
22

国立 (0.9) (1.1) (2.8) (3.3)
7,990 8,010 7,290 8,990
公立 (▲ 1.7) (▲ 2.1) (3.9) (10.8)
7,120 7,110 6,450 9,010
私立 (▲ 4.0) (▲ 5.9) (▲ 7.0) (▲ 2.7)
8,010 8,000 8,140 8,590
平均 (▲ 3.0) (▲ 1.9) (▲ 0.1) (▲ 0.5)
7,970 7,950 7,450 8,730
20年度平均 (▲ 2.8) (1.5) (▲ 4.1) (2.8)
8,220 8,100 7,460 8,770

(注) (  )は、前回調査からの伸び率(単位:%)である。

家庭の年間平均収入額(設置者別比較)

6.アルバイト従事状況

アルバイトの従事状況については、平成20年度調査に比べ、アルバイト従事者の割合が減少している。内容をみると、大学学部(昼間部)では「家庭からの給付のみで修学可能」な者の割合が減少し、「家庭からの給付のみでは修学不自由・困難」な者の割合が増加している。

【大学学部(昼間部)】
アルバイト従事者の割合は平成20年度調査より4.5ポイント減少の73.1%となっている。

【大学院修士課程】
アルバイト従事者の割合は平成20年度調査より2.4ポイント減少の78.1%となっている。

【大学院博士課程】
アルバイト従事者の割合は平成20年度調査より1.4ポイント減少の74.5%となっている。

【大学院専門職学位課程】
アルバイト従事者の割合は平成20年度調査より0.5ポイント増加の28.4%となっている。

区分/年度
平成20年度
平成22年度

大学学部
昼間部
アルバイト
従事者
家庭からの給付のみで修学可能 39.9% 32.8%
家庭からの給付のみでは修学不自由・困難 37.6% 40.3%
77.6% 73.1%
アルバイト非従事者 22.4% 26.9%
大学院
修士課程
アルバイト
従事者
家庭からの給付のみで修学可能 31.0% 27.5%
家庭からの給付のみでは修学不自由・困難 49.6% 50.6%
80.5% 78.1%
アルバイト非従事者 19.5% 21.9%
博士課程
アルバイト
従事者
家庭からの給付のみで修学可能 11.2% 9.3%
家庭からの給付のみでは修学不自由・困難 64.8% 65.2%
75.9% 74.5%
アルバイト非従事者 24.1% 25.5%
専門職学位課程 アルバイト
従事者
家庭からの給付のみで修学可能 8.8% 7.0%
家庭からの給付のみでは修学不自由・困難 19.1% 21.5%
27.9% 28.4%
アルバイト非従事者 72.1% 71.6%
  • 「家庭からの給付のみでは修学不自由・困難」とは、家庭からの給付がない者を含む。
  • 「大学院」は、「TA・RA」従事者を含む。

7.奨学金の受給状況

全学生のうち、日本学生支援機構や大学等の奨学金を受給している者の割合は、平成20年度調査に比べ、大学学部(昼間部)及び大学院修士課程、大学院博士課程で増加している。

【大学学部(昼間部)】
平成20年度調査より7.4ポイント増加し、50.7%となっている。

【大学院修士課程】
平成20年度調査より2.8ポイント増加し、59.5%となっている。

【大学院博士課程】
平成20年度調査より1.2ポイント増加し、65.5%となっている。

【大学院専門職学位課程】
平成20年度調査より2.7ポイント減少し、60.1%となっている。

区分 20年度 22年度
大学学部(昼間部) 43.3% 50.7%
大学院修士課程 56.7% 59.5%
大学院博士課程 64.3% 65.5%
大学院専門職学位課程 62.8% 60.1%

8.通学時間(片道)

通学時間について居住形態別にみると、自宅通学者の通学時間は、学寮通学者や下宿等通学者の通学時間を大きく上回り、大学学部(昼間部)、大学院修士課程、博士課程、専門職学位課程の全国平均はいずれも60分以上となっている。地域別にみると、東京圏、京阪神は、その他の地域に比べ通学時間が長めになっている。
通学時間は、前回調査と比べてほとんど変わりがない。なお、大学学部(昼間部)の自宅通学者は55.2%、学寮は5.5%、下宿等は39.3%となっており、自宅通学者が前回調査よりも1.1%増加している

【大学学部(昼間部)】
居住形態別にみると、自宅通学者の通学時間は、学寮通学者や下宿等通学者の通学時間を大きく上回り、片道69分となっている。 

【大学院修士課程】
居住形態別にみると、自宅通学者の通学時間は、学寮通学者や下宿等通学者の通学時間を大きく上回り、片道67分となっている。

【大学院博士課程】
居住形態別にみると、自宅通学者の通学時間は、学寮通学者や下宿等通学者の通学時間を大きく上回り、片道68分となっている。

【大学院専門職学位課程】
居住形態別にみると、自宅通学者の通学時間は、学寮通学者や下宿等通学者の通学時間を大きく上回り、片道64分となっている。

(単位:分)

区分 自宅 学寮 下宿、アパート、その他 平均
大学学部 昼間部 東京圏 75.9 26.6 24.7 56.7
京阪神 75.2 16.6 16.5 53.1
その他 59.6 10.1 12.8 34.6
全 国 69.4 17.3 16.9 45.9
大学院 修士課程 東京圏 75.7 27.0 26.5 53.7
京阪神 72.8 14.6 16.9 42.7
その他 56.3 11.4 14.1 29.4
全 国 66.9 15.1 17.7 39.3
博士課程 東京圏 73.4 32.1 31.2 53.4
京阪神 70.4 13.7 23.5 44.1
その他 61.9 9.9 21.9 36.5
全 国 67.9 14.9 24.7 43.2
専門職
学位課程
東京圏 67.1 15.6 34.8 54.0
京阪神 69.4 8.6 19.4 45.5
その他 53.3 11.0 14.6 34.6
全 国 64.2 11.5 24.3 46.3
  • 「東京圏」とは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県をいう。
  • 「京阪神」とは、京都府・大阪府・兵庫県をいう。

9.週間平均生活時間

【大学学部(昼間部)】
設問項目のうち、一週間の生活時間の中で最も多く費やすのは「大学の授業」となっている。平成20年度調査よりも時間が増えているものが多く、「大学の授業以外の学習」は平成20年度調査よりも2.79時間増加している。
設置者別にみると、国公私立のいずれも「大学の授業」が最も多く、その時間は平均で19.4時間となっている。

(単位:時間)

区分
大学の授業 大学の授業の予習・復習 大学の授業以外の学習 文化・体育等の部・サークル活動 アルバイトなどの就労活動 娯楽・交友
大学学部
昼間部
国立 19.89 8.26 8.04 5.61 8.35 17.88
公立 20.80 7.60 6.77 4.59 9.14 17.56
私立 19.13 6.29 5.02 5.98 10.12 16.66
平均 19.35 6.70 5.63 5.85 9.76 16.92
  • 平成22年11月における不特定な一週間を調査した。
  • 平成22年度調査より、調査項目に「娯楽・交友」を追加した。