事例No.2529(聾)手話通訳、音声認識アプリ、ノートテイク、動画の文字起こし等

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:受験時

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、年次:1、障害種:聴覚・言語障害(聾)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者)入試担当部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

受験・入学 授業・研究指導 式典、行事、説明会、シンポジウム等への参加 

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):障害学生支援部署 入試担当部署 教務担当部署 教育部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている

相談内容

授業時等における情報保障の在り方について

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:手話通訳、音声認識アプリ、ノートテイク、動画における文字起こしによる授業支援

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:履修時における教員への配慮願いの連絡並びに履修前、授業の前後において当該学生と教職員が面談もしくはメールのやり取りなどにて授業における情報保障の在り方ついて個々に対応についての確認などの連絡を実施している。
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:何かあれば申し出をすること、授業期間中におけるメールでのやり取りの実施。また、授業期間終了後に授業等における意見を任意だが提出の依頼。

申し出内容2:オリエンテーションにおける手話通訳等による情報保障

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:オリエンテーション時に手話通訳者やノートテイクカーの配置
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:当該学生に感想等の確認。

申し出内容3:入学試験における配慮(補聴器の装用、座席の指定)

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:入学試験時における座席の指定、注意事項説明時に文章における伝達を教職員が実施した。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:特に何も問題は無かった。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等申し立て:なかった

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】