事例No.877(神経症性障害等)見守りと声掛け、救急車を呼ばれると悪化につながるので保健室や教室での回復を希望

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成29年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):人文科学、3年次

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 支援の申し出に関する申請書(様式)がある

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導

申し出への対応

1.支援の申し出の受付

  • 協議に参加した部署(者) :学生生活支援担当部署 、保健管理部門、学生相談部門
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聞き取り、情報共有等を行なっている

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1
1.症状に対しての見守りと声掛け
2.発作時に、できる限り救急車の要請はしないで保健室や教室での回復を希望

決定した配慮内容:学校が提案した配慮の提供を決定した=配慮事項及び配慮の必要性を診断書に記載してもらうよう依頼した。診断書を提出後、学内で検討し本人の申し出通りの配慮を決定した。
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:その後特に何も言ってきていない
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:学内で発作が頻繁に起こり、対応に苦慮していたため、本人や保護者と話し合いをして配慮申請を促した。その結果、学内で見守りの体制がとれるようになった。学生からも特に不満は出ていない。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等の申し立てはなかった

【参照】