【事例紹介】
事例が起きた時期
過去5年以内
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:1,000から1,999人
対象学生
学科(専攻):人文科学、5年次、精神障害(他の精神障害)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
精神疾患に対し多量の薬を内服しており、睡眠が深くなりやすく授業に遅刻や欠席をしてしまうため、単位の修得が不安である。また、内服していても精神疾患の症状が強く出現することがあり授業に支障が出てしまう。留年しており、今年度の卒業を強く希望している。
学校の対応
各授業担当教員へ以下の事項を書面で周知
- 遅刻・欠席に対する配慮
- 定期試験における遅刻・欠席に対する配慮
既往により通常での受験が難しいため、本人から希望があった場合は別室受験許可願い 。また、試験当日に遅刻・欠席した場合で、本人から申し出があった場合のみ再試などの措置。
- 遅刻・欠席時における授業内容へのアクセスの配慮
本人は自助努力で他の受講生に板書内容等を見せてもらうと話していたことから、 過年度生のため、知り合いがいない科目などでは、心理的負担となる可能性がある。このため、先生の講義ノートのコピーや簡単なレジュメの配布、該当範囲の教科書の要点を伝えるなど、先生が対応しやすい授業内容の補填の依頼。
学生等の反応
- 学内の相談機関または教職員に相談した
全体の三分の一の授業を休んでしまったと自己申告あり。その後の対応については、学校側の周知にだけ頼るのではなく、体調の良い時に各授業担当の教員へ状況を説明し事後処置を確認することができている。