事例No.111(ASD)保護者より大学で考えるべき合理的配慮について教えて欲しいと相談

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:進級時

当該学生の属性

学科(専攻):記入なし  年次:2
障害種:発達障害(ASD)

相談者

保護者

相談内容

コロナ禍でのオンライン授業から対面授業が始まり、定期試験受験時等にパニックを起こし、制止した大学職員を怪我させた。保護者から「大学で考えるべき合理的配慮について教えて欲しい。また、合理的配慮等の諸注意の記載のある主治医の診断書を求められている。」という相談があった。

機関の対応

当該校との間に立って調整した。
対応の具体的内容:
日常的には障害学生支援部署が当該学生をフォローすべきであるが、文部科学省の対応指針等を説明し、学部全体で共通認識をもってもらうように助言。主治医の診断書は提出されているので、当面は学生自らが学部事務室と連絡し、本人の意向が反映できるように調整した。
大学側も全く対応していないわけではないが、学生がパニック状態に陥った際には、他の学生に危険が及ぶ可能性もあり対応に苦慮しているところがある。また、保護者側にも大学に対して求めすぎている部分もあり、相互の主張を聴きつつ調整した。

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】