事例No.51(神経症性障害等)担当部署閉室後の休憩場所について

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻):人文科学、1年次、精神障害(神経症性障害等)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

当該学生は不安障害を抱えており、入学当初より定期的に学生相談担当部署を利用し、大学生活で生じる様々な不安について相談している。相談の中で、1限から4限の時間帯に発作等の症状が生じた際には保健室や学生相談担当部署で休憩できるが、それらの部署が閉室した後の5限以降の時間帯(17時以降)に休憩したいときはどうすればよいかとの申し出があった。

学校の対応

1.関わった部署

教務担当部署、その他(学生相談担当部署・保健室)

2.対応内容

学生相談担当者から、キャンパス連絡会等で当該学生の申し出を他職員に伝え、検討の場を設けた 。検討の結果、現在人員を確保することが難しいため、5限以降の時間帯に保健室や学生相談担当部署を開室することは難しいという結論となり、代替案を考えることとなった。当該学生は、静かな場所があれば休憩できるとのことであったため、5限の授業が行なわれる教室に近い位置にある空き教室を探し、教務担当部署等と協議した結果、その空き教室を休憩室として利用できることになり、本人も納得した。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 過重な負担となるため(事務・事業への影響の程度、費用・負担の程度)
  • 具体的な内容

人員の確保の問題等、体制面や費用面において検討を要する問題については、申し出に応えることが難しく、代替案を模索することが多くなるのではないかと考えられる。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

【参照】