【事例紹介】
事例が起きた時期
平成28年度
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:1,000から1,999人
対象学生
学科(専攻):人文科学、1年次、肢体不自由(他の機能障害)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
受験・入学、授業・研究指導、式典、行事、説明会、シンポジウムへの参加、学生寮への入居、施設等の利用やサービスの提供 試験の評価、単位取得、卒業要件等
2.内容
上肢運動機能障害があり、授業はパソコンの使用を希望。印刷物の文字サイズを大きくしてほしい。長距離歩行は疲労のため困難であり、電動車椅子を使用予定であり、電動車椅子の収納スペースを希望。ドアの開閉の介助を手伝ってほしい。
学校の対応
担当委員・教員で対応について話し合いを行なった。電動車椅子の保管場所を確保し、充電にも対応した。
以下のことを担当教科の教員へ周知を行なった。
- 教室移動や入室時のフォロー、受講学生へのサポート依頼
- 書字困難に対する課題の調整や代替の提案
- 講義中のタブレットPCの活用と録音の許可、配付資料のPDF配布、若しくはページめくり用のインデックス(付箋付け)依頼
- PDFファイルは事前にメール等で本人に配布。なお、PDF配布が難しい場合は、授業当日に資料をタブレットPCで撮影するのを補助が必要であること。また、麻痺による発話が困難なため、発言を促す場合はタブレットPCの使用及び入力に必要な時間の確保が必要であること
試験に関しての配慮依頼については以下のことを依頼した。
- 回答用紙の拡大
- 試験時間の延長
- 問題用紙をめくる補助や代筆のボランティアの許可
- 条件付きでのタブレットPCの持ち込み許可
- 試験回答をメールで提出を検討依頼