事例No.69(難聴)入学式に手話通訳をつけてほしいとの申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):農学、1年次、聴覚・言語障害・難聴

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業、式典、行事、説明会への参加

2.内容

入学式に手話通訳などの情報保障についての申し出が学生の父母及び出身聾学校からあった。

学校の対応

1.関わった部署

学生生活支援担当部署(学生課等)、入学式担当部署(学務課)、学科長

2.対応内容

入学前に本人、出身聾学校の担任教諭及び教務主任が来校し、本人の障害(難聴)について話し合いを行なった。また、本人と保護者とも同趣旨のことを学校側とで話し合いを行なった。話し合いの結果、本人は普段補聴器を付けているが、入学式については、席を前の席にし、事務担当者が進行のサポートを行なうことで合意し、その他の行事及び授業についは、席が聞こえやすく、口元がよく見える席に座る等の配慮すること。授業の資料は、なるべく目に見える形にして提供し、できるだけノートテイカー(学生数人による有償)を付けることで合意した。また、その合意内容を学科の各授業担当教員へ情報共有し、配慮願うよう依頼した。

理由、原因等 ※学校の回答

学生によりノートテイカーが不足し、一部ノートテイクの対応ができなかった。

【参照】