【事例紹介】
事例が起きた時期
平成28年度
発生時期:入学後
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
学科(専攻):人文科学、3年次、精神障害(統合失調症等)
支援の申し出
1.支援の申し出の受付
- 支援の申し出があった
- 申し出を受けた部署(者):その他
2.支援が必要とされた場面:実習・フィールドワーク等
申し出内容と配慮の提供
申し出内容:オーストラリアでの海外研修に参加したいとの申し出
決定した配慮内容:学生との話し合いの結果、配慮を提供しなかった
配慮内容の決定について
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
協議に参加した部署(者):教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
配慮内容決定までに学生と複数回話し合いを行ない、学生も納得したうえで合意形成を行なったため、フォローアップは特に行なっていない
配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て
申し立てはなかった
その後の経過、課題等
本人から診断書が提出されていたが、最初に研修参加を検討していたときは、日常生活に問題がなかった。
研修参加学生とは、派遣前に複数回面談をすることになっている。二度目の面談の際、保健センターの担当と面談した。保健センターでは、派遣の際の配慮・支援内容を決定するため、本人に薬・食事制限・必要な配慮などを聞き取りをしていたが、それらを確認していくうちに、本人が段々と不安になってしまい、本人から参加を見送りたいと申出があった。学校としては、本人の症状が安定することを優先し、安全面から派遣を見送ることとした。