事例No.2307(神経症性障害等)パニック障害のため授業を欠席した際の配慮(代替課題提出等)

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:授業開始後

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、年次:3、障害種:精神障害(神経症性障害等)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者)障害学生支援部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

授業・研究指導 実習、フィールドワーク等 事務窓口での対応 試験の評価、単位取得、卒業要件等

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):障害学生支援部署 学生生活支援担当部署 教務担当部署 教育部門 保健管理部門 学生相談部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている

相談内容

パニック障害のために授業を欠席した時の配慮(代替課題の提出等)

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:パニック障害のためにやむを得ず授業を欠席した場合、できる範囲で配慮して欲しい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:記入なし
提供した配慮の具体的内容:パニック障害のためにやむを得ず欠席した場合、本人から教科担当教員に連絡を入れて、授業で使用した資料をもらう。また、欠席の回数も可能な限り猶予する。
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:本人は、パニック障害のためにやむを得ず授業を欠席した場合、代替課題を提出することで出席扱いにして欲しいと考えていたが、学習到達目標に達していない教科に関しては無理とのこと

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等申し立て:あった
申し立てを受けた部署:教育部門(学部・学科、担当教員等)
申し立て内容:代替課題の提出で出席にすると確認が取れている科目で、課題を提出したのに欠席という判断があったので、不服申し立てを行なった
申し立てへの対応に関わった部署: 教育部門(学部、担当教員等)
申し立てへの対応手順:直接、教員にメールで申し立てを行なった
申し立てへの対応内容:課題提出したので、出席扱いにして欲しい
対応に関する学生の反応:納得して、問題なく修学している
学生の反応の具体的内容:担当教員が謝罪して、出席として認めた

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】