事例No.68(下肢機能障害)車椅子用の座席を後ろに配置

事例紹介

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立短期大学、学校規模:500から999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、1年次、肢体不自由(下肢機能障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

学生寮への入居、施設等の利用やサービスの提供

2.内容

下肢機能障害で車椅子利用だったため、教室の机を車椅子ごと入れるように荷物置きの棚を外したり、固定いすを外したりと工夫を行なったが、一般学生の利用も鑑み、利用できる場所を限定したところ、履修人数の少ない授業だと後ろの方に1人だけ取り残された形となり教員も授業を進めにくかったことが後でわかった。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、教務担当部署、施設・設備担当部署

2.対応内容

一人用の机を手配し、前の方で授業が受けられるように対応した。

学生等の反応

問題なく修学していたが、他の理由(人間関係)で退学となった。

その後の経過

結果としては他の理由(人間関係)で退学となった。
車椅子学生を受け入れるのが初めてだったため、入学前より本人と保護者と数回、学生の要望についてヒアリングし、可能・不可能なことについて協議を行なった。大学の思いと学生の思いのズレが無い様に十分なヒアリングが必要であったと考える。また、不服・苦情に対する対応要領を整備する必要性を感じた。

【参照】