平成28年7月
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
- 大学生等のインターンシップの経験等に関する調査を実施し、26年度中に集計した9,239件分については平成27年3月26日に公表しています。
- 学生に対するインターンシップ実施状況調査(平成26年度)(当該年度集計分)
- 26年度に回収した約33,000件を加えた42,506件全体について集計結果がまとまりました。
- 学生に対するインターンシップ実施状況調査(平成26年度)結果の概要
1.調査概要
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1.調査時期
平成26年11月 -
2.調査対象
大学学部、短期大学本科及び大学院の学生(休学者及び外国人留学生を除く) -
3.調査の方法
「平成26年度学生生活調査」に本調査に関する設問を追加し、同調査票により調査を実施。提出のあった調査票を集計した。 - 4.前回公表からの変更点
- 調査項目は前回公表のとおり。以下の区分による集計を追加。
- (1)男女の区別
- (2)昼間部・夜間部の別(大学院を除く)
- (3)文系・理系の別
2.調査結果概要
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1.インターンシップ参加回数
インターンシップ参加回数に関する実態として、およそ8人に1人が1回以上のインターンシップを経験しており(12.1%)、大学では3年もしくは4年、短期大学では2年もしくは3年、大学院では修士1年、2年の時期で経験者の割合が高くなっている。就職活動が視野に入ってきたときに、インターンシップを経験しているものと推察される。 -
2.参加日数
参加日数に関しては、全体では、単位認定ありのケースでは「10-19日」(38.4%)、単位認定なしのケースでは「4日以内」(43.3%)が最も多くなっているが、学校種別にみると、単位認定ありのケースでは、大学及び短期大学では「5-9日」が最多であり、違いが見られる。 -
3.申込窓口
インターンシップの申し込みに関しては、過半数が「大学等を通じて」行っている。文系、その中でも特に女性にその傾向が見られるが、理系では30%弱の学生が「インターンシップ紹介サイト」を利用して体験先を見つけており、分野による違いも見受けられる。 -
4.役に立ったこと
インターンシップ参加経験は「視野が広がった」、「社会で働くイメージが明確になった」、「仕事に取り組む姿勢を学んだ」といった成果につながっている。学校種別や課程によって実感されている成果にも違いがあり、短期大学生からは、単位認定があるケースで「厳しさや責任を感じた」が選ばれる割合が高い傾向が見受けられる。 -
5.交通費・報酬
交通費・報酬に関しては、男性の方が女性よりも交通費・報酬等の支給を受けている、短期大学よりも大学、大学よりも大学院の学生の方が交通費・報酬等の支給を受けている、「理系」の学生の方が「文系」や「その他」の学生よりも交通費・報酬等の支給を受けている、といった傾向が見られる。