【事例紹介】
事例が起きた時期
過去5年以内
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
学科(専攻)非公表、1年次、病弱・虚弱(内部障害等)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
受験・入学、授業・研究指導、実習、フィールドワーク等
2.内容
食物アレルギーを持つ学生の母親からの申し出。
高校までは、担任教員及びクラスメートがエピペン注射を打てるように配慮してもらったので、大学でも同様に担当教員や周囲の学生に指導してほしい旨の申し出あり。
学校の対応
1.関わった部署
学生生活支援担当部署(学生課等)、教務担当部署、教育部門(学部、学科等)、保健管理センター等
2.対応内容
大学での学修環境が高校までと異なることを両親に説明の上、誰もがエピペン注射を打てるような環境を作ることは不可能であることを理解してもらった。
学科の教員及び履修科目の担当教員に持病がある旨を周知するので、発作時の緊急連絡先及び搬送先病院、周囲の人間がどのように対応したら良いかを記載した用紙を常に身に着けておくように提案し、合意を得た。
理由・原因等 ※学校の回答
- 過重な負担となるため(実現可能性の程度)
学生等の反応
合意形成に至るまでには母親から過重な支援申請があったが、学校医を含めて面談を繰り返し、合意形成に至った。
当該学生は、在学中に発作を起こすこともなく、卒業した。