事例No.59(ASD)希望したものとは違うクラスでの受講

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

国立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):工学、3年次、発達障害(ASD)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

当該学生が出席を強く希望していたのが比較的教員経験の浅い非常勤講師が担当する外国語科目のクラスであったため、常勤でベテランの外国語科目担当教員の判断で、自身のクラスで授業を受けるよう本人へ要請したが、本人がその要請を強く拒否した。

学校の対応

1.関わった部署

教務担当部署、保健管理センター等

2.対応内容

保健管理センターにおいて、当該学生および常勤のベテラン外国語科目担当教員と個別に頻回に面談を行ない、両者の合意を図った。具体的には、当該学生の感情的なわだかまりを解消しつつ、常勤のベテラン外国語科目担当教員と良い対人関係を築くための助言を行なったところ、当該学生の方から当初の要請を受け入れ、常勤のベテラン外国語科目担当教員の授業を受けることに同意してくれた。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

その後の経過

本事例については、当該学生の希望もあって定期的なフォローを行なっていないが、今までのところ当該学生に関連した問題は報告されていない。

【参照】