事例No.159(ASD)サークル・アルバイト先・出身高校で受けたハラスメントに関する申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻):社会科学、4年次、発達障害(ASD)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

かつて所属していたサークルの活動やアルバイト勤務先企業に対するクレーム、系列高校時代に教員からハラスメント行為を受けたとする旨のクレーム

学校の対応

1.関わった部署

学生生活支援担当部署(学生課等、具体的な部門名は非公表)

2.対応内容

本人からの申し立ては、障害学生支援室、所属学部、学生生活課、ゼミ担当教員、系列高校に対して同時並行的に複数回行なわれた。ちなみに本人はもともと障害学生支援室の利用者であった。障害学生支援室が本人との話し合いを定期的に継続して行なう一方で、調整役となって関係箇所と連携し、問題の解決にあたった。本人との合意形成にはゼミ担当教員との話し合いが有効であることがその過程でわかったため、それを支援する方向で進めた結果、最終的には本人から「卒業を機に本件は終結させる」という宣言を得て合意形成に至った。事の発端は自治体による障害者福祉サービス受給証交付手続きの煩雑さからくる本人の気持ちの不安定さに起因していたため、障害学生支援室ではカウンセリングを通じて本人の不安軽減に努め、必要に応じて関係箇所と情報共有した。
なお、障害学生支援室では利用申込み時に本人を支援するために必要な情報を学内関係箇所で共有することについて、本人から同意を書面で得ている。

【参照】