事例No.175(発達障害・その他の障害)試験時間延長の配慮を受けているが延長されなかったとの申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、3年次、その他の障害(発達障害、その他の障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

試験時間の延長について担当教員と合意形成を行なっている学生から「試験の際に時間延長がなかった」と支援担当部署へ相談があった。

学校の対応

1.関わった部署

学生生活支援担当部署(学生課等)、教育部門(学部、学科等)

2.対応内容

試験時の状況把握のため、学生支援センターから担当教員に確認を行なった。教員は、通常試験時間の60分が経過した段階で当該学生自身が退室したため、解答を 終了したものと判断した。しかし、学生がなぜ退室したのか本意を確認するため、学生へ連絡してほしいと依頼があった。学生支援センターから当該学生に対し、教員へ相談しに行くよう連絡を行なった。

理由、原因等 ※学校の回答

教員との話し合いにおいて、学生からは「全体の試験終了時間を自分も該当するものと勘違いして退室してしまった」と話があった。そのことを受け、試験時間の延長がなく解答できなかった1問について、解答を作成し期日までに提出するよう教員より指示があった。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

その後の経過

今回の試験では資料等の持込が可能であったこともあり、後日解答の上提出となった。しかし、他の学生との公平性を考えると過分な配慮とも考えられることから、今後の検討事例とした。

【参照】