事例No.18(発達障害)単位未取得、生活リズムの乱れ、家庭生活の乱れ等についての相談

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学

当該学生の属性

2年次、障害種別:発達障害(ASD)

相談者

保護者

相談にいたる経緯

主治医からの紹介で保護者から相談が入った。

相談内容

大学入学後の行き渋り、単位未取得、生活リズムの乱れ(ゲーム依存と課金)、家庭生活の乱れ等についての相談が入る。

機関の対応

保護者、本人との面接を開始。大学の健康管理センターの担当者、ひきこもり地域支援センターと連携し、機関間での情報を共有しながら支援を進める。当所では、主に家庭での支援の中心である母親に対し、定期的な面接を実施し、家庭での関わり方についてのアドバイスを行なう。大学の健康管理センターでは本人、保護者と定期的な面談を行なうと共に、授業担当者や学科担当者との情報連携をしながら、本人の授業参加を促していった。

その後の経過

休学を複数回繰り返しながら、大学復学を目指したが、授業の単位を取る見込みがなくなったこと、本人にも復学の希望がなくなったことから退学になる。その後も当所で家庭生活面について、保護者の面接を継続。
限定的ではあるが、障害福祉サービスやアルバイトをしながら、生活リズムの立て直しを目指している。