事例No.169(他の精神障害)海外研修の中断について

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):人文科学、2年次、精神障害(他の精神障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

実習、フィールドワーク等

2.内容

以前授業中に問題行動を起こしたことがあり、発達障害と思われる(母親談)学生から、中国での海外研修に参加したいとの申し出があった。

学校の対応

1.関わった部署

教育部門(学部、学科等)、その他(学事課、留学支援担当)

2.対応内容

本人との面談、保護者及び学部教員から現在の障害の程度や症状等についての聞き取りを行ない、学内で協議した結果、派遣することとした。なお、派遣に際しては、保護者が出発から1週間程度学生に付き添うとともに、派遣先大学の教職員等に障害の症状等について説明を行なうこととした。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 教職員の理解
  • 支援体制
  • 具体的な内容

本人及び保護者の強い希望により派遣を行なったが、派遣先大学から支援体制の確保ができないため、全研修期間中に保護者の付き添いが必要との見解が出され、結果として研修途中で帰国せざるを得なくなった。

学生等の反応

研修途中で帰国したことに伴い費用の一部を返金したが、費用の全額返金を求める保護者から不服の申し立てがあった。費用の明細等について説明を重ね、最終的に納得してもらった。

【参照】