障害のある学生の就業力の支援に関する調査研究とは
大学、短期大学及び高等専門学校(以下「大学等」という)における障害のある学生の就業力の支援に関する実態を調査し、分析・検討を行ない、その結果を各大学等に還元し、大学等における就職支援の取組に活かすことで、障害のある学生の社会への接続を円滑にし、ひいては社会的・職業的に自立した障害者の育成につなげることを趣旨・目的とした事業です。
報告書
平成23年度(2011年度)障害のある学生の就業力の支援に関する調査結果報告書
平成23年3月、全国の高等教育機関1,202校を対象としたアンケート調査を実施し、914校より回答を得ました。この結果に基づく平成22・23年度の調査研究結果を報告書にまとめ、公表しました。
調査研究結果概要
回答校914校のうち、平成22年度卒業者に障害のある学生がいた学校は317校(34.7%)で、その就職率は、全学生の就職率60.9%に対し、11ポイント低い49.9%となっています。また、障害のある学生に対する就職支援・キャリア形成支援を行なっている部署として最も多かった回答は「就職支援担当部署(キャリアセンター等)」であり、障害のある学生に特化した専門部署が行なっている学校は少数でした。これらの調査結果から、本報告書においては、既存の就職支援担当部署(キャリアセンター等)による全学生を対象とした就業力支援サービスの拡充という視点から、以下の4つのポイントを挙げています。
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- 1.「障害のある学生」に関する多様性の理解
- 2.全学生を対象とした就職支援サービスへの障害のある学生のアクセシビリティの担保
- 3.関係部署の連携の強化
- 4.啓発活動の充実:障害のニーズの理解
主な内容
障害のある学生の就業力の支援に関する調査研究アンケート 調査結果報告
平成22年度(2010年度)就職者数・就職率
障害学生の希望職種・就職職種
就職支援実施状況
就職支援担当部署(者)
障害学生を対象とした就職支援
就職支援における学外団体との連携
就職支援についての相談
障害学生在籍学校数・障害学生数
修学支援担当部署・担当者
授業支援
支援学生組織とその養成
障害のある学生の就業力の支援に関する課題 ~アンケート自由記述より~
障害のある学生の就業力の支援に関する調査研究 まとめ
アンケート
障害のある学生の就業力の支援に関する調査研究アンケート(平成22年5月1日現在)
目的
大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の就業力の支援に関する実態を検討・分析し、障害 のある学生の就業力の支援に資すること
対象
大学(大学院、大学院大学及び専攻科を含む)、短期大学(部)(大学内に短期大学部を有している場合を含む。専攻科を含む)、高等専門学校(専攻科を含む)
調査方法
悉皆調査
調査期日
平成22年5月1日現在(支援については、過去5年間の実績)
本調査は、以下の点に留意して実施しました。
調査は、統計的に処理を行ない、個々の大学等の状況は公表しません。
個別情報や個人情報の保護・管理について十分注意します。
なお、収集した情報は、その他の目的で利用することはありません。