富山大学の調査研究

「高機能発達障害学生が望む高大連携の在り方と大学の受け入れ体制に関する実証的研究」

 本研究では、発達障害のある生徒・学生自身の視点から見た、高校、大学、社会等に求められる、有効な支援の在り方について探究することを、最初の大きな目的として掲げた。この目的のために、まず当事者、および、その家族からの詳細なインタビューを行ない、そこから得られたデータの分析を出発点として、次に必要な情報収集を行なう、という漸進的な質的研究の方法論を採用した。このような方法論を採用した理由は、発達障害のある児童・生徒が、継続的な支援を受けながら、高校から大学へ進学していくという実例は少なく、彼・彼女らがその人生において、どのような実際の困難や経験を積み重ねながら、大学を経て社会へと参入していくかという実態は、まだほとんど知られていないからである。このような経験の実態を知り、それを様々な視点から分析することによって、有効な支援の在り方が浮かび上がってくる、と、我々は考えた。

調査研究のまとめ(平成20~22年度)

平成21年度 成果報告書

「高機能発達障害学生が望む高大連携の在り方と大学の受け入れ体制に関する実証的研究」

平成20年度 成果報告書

「高機能発達障害学生が望む高大連携の在り方と大学の受入体制に関する実証的研究」