事例No.1555(弱視)他の学生と同じように興味のある実習先を選べるようにしてほしい

事例紹介

事例が起きた時期

令和元年度
発生時期:受験時

事例が起きた学校

公立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、年次:2、障害種:視覚障害(弱視)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者):障害学生支援担当部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

受験・入学 授業・研究指導 実習、フィールドワーク等

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):障害学生支援部署 教務担当部署 教育部門 保健管理部門 学生相談部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている

相談内容

記入なし

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:一般の学生は実習先を5つの候補から選べるのに自身は先生が選定した実習先に行くよう指導された。ほかの学生と同じように興味のある実習先を選べるようにしてほしい。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

その後の経過、課題等

履修授業が決まった段階で中心的な役割を担っている教員と面談し、支援スタッフを教員経由で募集し、令和2年度の前期も問題なく支援スタッフを配置することができた。
課題としては、障害者支援スタッフは、障害のために授業の履修に支障が出るところを補う役割を担っているが、当該学生の支援については、支援スタッフの業務を超えた要望(授業内容に関する質疑に答える)にまで応えているため、本来的にはティーチングアシスタント(TA)の業務の範疇まで支援スタッフが担っている。支援スタッフとTA、線引きをどこにするかが難しい。

【参照】