事例No.1367(難聴)FMマイク、ノートテイカー配置、ノートテイク講習会の実施、クラスメイトへの自己紹介

事例紹介

事例が起きた時期

平成30年度
発生時期:授業開始後

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、年次:1、障害種:聴覚・言語障害(難聴)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者):学生生活支援担当部署
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

受験・入学 授業・研究指導 事務窓口での対応 

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者): 学生生活支援担当部署 教育部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった。
  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている。

相談内容

記載なし

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:授業中はFMマイクを使用してほしい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
提供した配慮の具体的内容:職員から教員へFMマイク使用のお願いの文書を発信。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:定期的な面談の際にニーズを満たしているのか確認ができているため。

申し出内容2:希望科目にノートテイクをつけてほしい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
提供した配慮の具体的内容:職員が希望科目のノートテイクを手配し、教員へ配慮文書を発信。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:定期的な面談の際にニーズを満たしているのか確認ができているため。

申し出内容3:DVDの音声が流れるスピーカーにFMマイクを近づけてほしい。

提供した配慮:学校が提案した配慮=小型スピーカーを貸し出しし、各教室で小型スピーカー用配線工事を実施した。
配慮内容決定時での合意形成:できた
提供した配慮の具体的内容:職員が他部署へ小型スピーカーの必要性を伝え、工事を依頼した。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:こちらの提案を受け入れた。

申し出内容4:ろう学校の教員とともにノートテイク講習会を開催したい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
提供した配慮の具体的内容:教員が授業の調整をし、同じ学科の学生たちにろう学校の教員が講師になり、ノートテイク講習会を開催した。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:ろう学校の教員と本人の希望どおり、授業内でノートテイク講習会を開催した。

申し出内容5:入学時に同じ学科の学生の前で自己紹介をして、聴覚障がいの理解を深めてもらいたい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
提供した配慮の具体的内容:入学時のオリエンテーション担当部署の職員が教員等と調整し、自己紹介ができる場を設けた。
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:希望どおりに自己紹介ができ、満足している。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等申し立て:なかった

その後の経過、課題等

記載なし

【参照】