事例No.519(性別違和)ホームページの男女別入試統計情報の削除願い等

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

国立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):理学、1年次、社会モデルとしての対応(性別違和)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 申し出を受けた部署(者):教育部門(学部・学科、担当教員等)

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:通称名の使用を希望

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容2:受講する科目における受講者名簿の性別の修正

決定した配慮内容:受講する科目における受講者名簿は、性別欄がない様式となっているため、現状どおりの様式を使用する

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容3:外国語科目等の声を発する課題(スピーチ等)が有る場合、他の受講生の前ではなく、個別対応への配慮

決定した配慮内容:当該学生も含めた受講者全員に対し、スピーチ課題からレポート提出に変更した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった


協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容4:入試課ホームページに掲載されている入試統計情報において、性別が特定できないように配慮を希望(男女別に記載された統計情報の削除願い)

決定した配慮内容:性別が特定できない統計情報については、本人了解のもと掲載することし、性別が特定できる資料については削除することとした

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、入試担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

記載なし

【参照】