事例No.25(上下肢機能障害)トイレ介助について男性職員の支援を申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):その他、受験時、肢体不自由(上下肢機能障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

  • 身体障害程度2級、車椅子を使用(二分脊椎による、両下肢機能障害(2級)
  • ぼうこう・直腸機能障害(4級)

2.内容

  • トイレで衣服を整える(ズボンを上げる)際の介助
  • 排尿については、導尿カテーテルで自身で可能
  • 特別な紙製の下着を装着している為、それを上げる介助を希望
  • 排尿の頻度:夏4時間に1度、冬2から3時間に1度程度

学生は特別な下着を装着していることを知られたくないとのことで、学生ボランティアの支援は希望しない。男性の職員の支援を希望。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、入試担当部署、学生生活支援担当部署(学生課等)

2.対応内容

介助の頻度、学内滞在時間、職員の配置状況により、介助が困難であると判断された為、学生及び保護者と相談を行なった結果、多目的トイレに、学生がひとりでも衣服の着脱ができる多目的ベッドがあれば介助が不要と分かった。本学は、オフィスビル内にキャンパスを有する為、ビルの共有部のトイレに多目的ベッドを設置することになったが、市販されている介助用品で設置可能なサイズのものが無かった為、多目的ベッドをオーダーメイドで購入し、設置した。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

【参照】