事例No.851(聾)講義での教員のマイク使用、授業中に席を移動することについての申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成29年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

私立短大、学校規模:1から499人

対象学生

学科(専攻):家政、1年次

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 支援の申し出に関する申請書(様式)がある

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導 、実習、フィールドワーク等

申し出への対応

1.支援の申し出の受付

  • 配慮の提供について、学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 協議に参加した部署(者) :教務担当部署、短大教員
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聞き取り、情報共有等を行なっている

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:講義は、マイクを使ってほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:担当教員が上記の配慮をしてくれたので、学生も概ね満足している回答を得た


申し出内容2:席の移動

決定した配慮内容:学校が提案した配慮の提供を決定した=本人がクラスの学生に伝えてないので、移動する理由を伝えたくないということで、そのままの授業もある
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:学生も概ね満足している回答を得た。ただ、グループで話し合うなど、クラス全体がザワザワすると聞こえずらい問題があり、全て解消されてはいない。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等の申し立てはなかった

【参照】