【事例紹介】
事例が起きた時期
平成28年度
発生時期:その他
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:10,000人以上
対象学生
学科(専攻):人文科学、4年次、肢体不自由(下肢機能障害)
支援の申し出
1.支援の申し出の受付
- 支援の申し出があった
- ニーズ聞き取りのための面談を実施した
- 申し出を受けた部署(者):障害学生支援部署
2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導
申し出内容と配慮の提供
申し出内容1:授業間の教室移動等に時間がかかることによる授業遅刻について、授業担当教員の理解と考慮
決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した
配慮内容の決定について
- 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
- 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した
協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
申し出内容2:座席の配慮(車椅子の高さに合う机を用意・後ろの席の椅子を1つ抜く)
決定した配慮内容:各教室後方座席の椅子を外す(机は用意しない)
配慮内容の決定について
- 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
- 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した
協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、教務担当部署、施設・設備担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
申し出内容3:教室内での移動制限に関する配慮(教壇での発表、課題提出、授業形態による座席移動、カードリーダー打刻等)
決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した
配慮内容の決定について
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
- 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した
協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
申し出内容4:通院(月1回)による欠席について、授業担当教員の理解と考慮
決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した
配慮内容の決定について
- 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
- 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した
協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- 特に必要がないと思われるため、フォローアップは行なっていない
申し出内容5:教科書・着替え用のロッカー設置
決定した配慮内容:ロッカーの設置はなし、代替として保健室の利用(荷物保管含む)を許可
配慮内容の決定について
- 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
- 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署
配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ
- 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て
1.申し立て
申し立てを受けた部署:障害学生支援部署
申し立て内容:
- 多目的トイレのゴミ箱がいつも使いづらい位置に設置されている
- あらかじめ椅子を外し車椅子用に設定してある座席に椅子があったり、他学生がその場所を確保していたりする
2.申し立てへの対応
申し立ての対応に関わった部署(者):障害学生支援部署、学生生活支援担当部署、施設・設備担当部署、保健管理部門
申し立てへの対応手順:
- 【トイレ】施設管理担当部署、清掃担当者等に複数回連絡し、当該学生が使いやすい位置にゴミ箱を置くよう依頼
- 【椅子】施設管理担当部署、清掃担当者等に複数回連絡し配慮を依頼
申し立てへの対応内容:
- 【トイレ】学生生活支援担当部署(保健室)からの要望により、当該学生が使いやすい位置に自動開閉式のゴミ箱が設置される
- 【椅子】清掃担当者が清掃時等に極力車椅子用のスペースを確保、また当課担当職員が授業開始前になるべく教室を見回り座席状況を確認、スペースを確保する
対応に対する学生の反応:その他
その後の経過、課題等
各部署との有機的な連携をどう進めていくか、また学生の支援要請が多方面にわたる場合、どの部署・担当が連携の要となるか