【事例紹介】
事例が起きた時期
過去5年以内
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
学科(専攻):人文科学、4年次、精神障害(他の精神障害)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
実習、フィールドワーク等
2.内容
入学前の事故により高次脳機能障害となったが、成績面での問題はなかった。教職を強く希望していたため、4年次の教育実習に送り出せるか学内で問題になった。
学校の対応
1.関わった部署
教務担当部署、その他(学生相談室)
2.対応内容
リハビリの状況によると、この段階で感情面のコントロール、注意散漫、一貫性のない行動があることが確認されたため、学生相談室が時間をかけて面談した。結局、英語科教育実習の前提条件であるTOEICのスコアが基準に達しなかったことで、教職の資格希望を取り下げた。
学生等の反応
教職を断念することを申し出た時とその後しばらくは、情緒的にかなり不安定であったが、引き続き卒業まで学生相談室と研究室が対応した。
その後の経過
障害者が資格を希望した場合の指導や支援体制の方針を明確にしなくてはならない。