事例No.32(ASD)会話のやりとりや話の内容の整理が苦手で配慮が必要

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、1年次、発達障害(ASD)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

アスペルガー症候群と診断され、会話のやり取りや、話の内容を整理することが苦手で講義の形態によっては修得が困難な場合が予想される。大学生活をスタートするに当たり、安心して勉強に取り組める場所であると思えるようにしてほしいという要望で、講義については具体的に次のような要請があった。

  • 図や絵を用いて、目で見て分かるように視覚的に説明してほしい
  • 予定や注意は可能な限り文章にして示してもらいたい
  • 言葉だけで説明する時は、出来る限りゆっくり、要点を数字等を使用して具体的に話してもらいたい

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、教育部門(学部、学科等)、その他(学部のアドバイザー)

2.対応内容

出された要望をもとに当該学科で出来る支援をまとめて、各科目担当教員に可能な範囲での支援依頼をお願いした。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

【参照】