事例No.214(他の精神障害)教員の病気への理解について

【事例紹介】

事例が起きた時期

6年以上前

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:2,000から4,999人

対象学生

学科(専攻):社会科学、4年次、精神障害(他の精神障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

音楽の授業で主役に立候補し、練習を始めたが、プレッシャ-に悩まされパニック症状がでてしまい練習に参加できない状態があった。本番は、やはりうまくできなかった。
反省会で他の学生の前で担当教員に「あなたがいると舞台が死ぬ、あなたにやらせなければ良かった、他のメンバーからの苦情を代わりに言ってやった、評価を変えようかなあ」等と言われ、つらい思いをした。診断書を持参して病気のことも伝えたが「病気のことは聞きたくない」と言われ「謝って欲しいなら謝るけれど」とも言われた。「教員としていいことなのか、病気のことも理解してくれなかった」との訴えが学生相談室にあった。

学校の対応

1.関わった部署

学生生活支援担当部署(学生課等)

2.対応内容

学生相談室から学事部へ報告。学事部長が本人と父親に会い、事情を聴いた。教員からも事情を聴くことにした。学生と父親には学部長に相談してから返事をさせて欲しいと伝えた。

学生等の反応

きちんとした形で教員と話ができたこと謝罪されたことで納得した。その後、無事卒業した。

【参照】