事例No.407(ASD)言葉だけでなく筆記での意思表明も難しいため発表形式の変更を希望

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

国立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻):理学、4年次、発達障害(ASD)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導

申し出内容と配慮の提供

申し出内容:言葉だけでなく筆記での意思表明も難しいため、発表形式の変更をしてほしい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):障害学生支援部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、定期面談を行なっている
  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

通常は論文提出と口頭試問(発表)で学位認定を行なうが、ディプロマポリシーに照らし合わせて検討した結果、自ら考えて発表すること・質問にたいし本人の考えで振り返ることが優先されると考え、パワーポイントで資料を準備し、それを指し示すことで発表を行ない、質疑に関しては書面で質問をもらい、後日書面で回答することとし対応した

【参照】