【事例紹介】
事例が起きた時期
過去5年以内
事例が起きた学校
公立大学、学校規模:500から999人
対象学生
学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、3年次、発達障害(ASD)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
授業・研究指導
2.内容
講義や試験に関する以下のことについて支援の申し出があった。
- 1.講義資料の事前入手(カラー印刷の紙媒体及びデータ)
- 2.他学生の講義ノートの提供
- 3.期末試験の別室受験及び試験時間の延長
- 4.定期的な教員との面談
- 5.講義担当教員との連絡の取り次ぎ
学校の対応
1.関わった部署
教務担当部署
2.対応内容
支援の申し出に対し、下記のとおり対応している。
- 1.1週間程度前にカラー印刷の紙媒体及びデータを提供する
- 2.講義後に学生のノート及び書き込み資料を提供し、本人がスキャニングしデータを保存する
- 3.別室での受験及び試験時間延長(通常の1.3倍)を許可する
- 4.週1回の担任教員との面談で、困っていることや更なる要望の聞き取りを行ない、大学生活全般の相談を受ける
- 5.講義担当教員と本人との連絡を、メール等により担任教員が取り次ぐ
その他、年2回程度の保護者面談(副学長、担任教員、担当課職員の同席による)を要望に応じて行なっている。
学生等の反応
現在のところ問題なく修学中であり、本人の大学生活への不安が解消されつつある。担任教員だけではなく、他の講義担当教員に対してもコミュニケーションを取れるようになり、自ら問題解決をしようと努力している。
その後の経過
上記の対応(支援)により、順調に修学できている。