【事例紹介】
事例が起きた時期
6年以上前
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
学科(専攻):社会科学、1年次、聴覚・言語障害(聾)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
特別支援学校の教員になろうと思っていたが教科書及び講義内容が聾者を差別視している。在学に耐えられない。手話通訳(日本手話)等の支援体制ができていない。
学校の対応
1.関わった部署
学生生活支援担当部署(学生課等)、教育部門(学部、学科等)
2.対応内容
ゼミ担当教員は、講義内容や支援体制の不満に対して、すぐには解決しないことを伝え、退学という結論はもう少し先において一緒に考えていくよう勧めた。学生相談室でも退学に関してもう少し時間をかけてはとアドバイスした。
理由、原因等 ※学校の回答
・教育の目的・内容・機能の本質的な変更となるため(費用・負担の程度)
・教職員の理解
・予算
・具体的な内容
講義の内容についてすぐに変えることは不可能である。また、手話通訳も希望する学生のすべての授業につけるのは、予算の都合上困難であると判断されたため学生の要望には応えられなかった。
学生等の反応
・不登校、休学、退学等
大学に対する不満が大きく、退学の意志が強かった。