事例No.29(聴覚・言語障害)受入に難色を示す学部との調整のための助言について

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

大学

当該学生の属性

受験時、障害種別:聴覚・言語障害(聾)

相談者

その他

相談にいたる経緯

当該学生から受験にあたり、入学後の配慮依頼の申し出があったが、支援担当部署として教員への理解周知に悩んでいるとして相談が入った。

相談内容

聴覚障害学生は英語の教員免許の取得を希望しており、授業時の支援としてノートテイクや教員による配慮等を要望しているが、教員からは対応が難しいのではないかとの意見があり、支援担当者から調整のための助言を求められた。

機関の対応

  • 聴覚障害者が英語教員となって教壇に立っている事例を紹介
  • 障害を理由に教員免許の取得が難しいと判断せず、各授業の進め方や本人の希望や状況に応じて対応方法を検討してはどうかと助言

その後の経過

支援担当者による調整を経て入学し、授業では教員との協議を経て支援方法が決定された。入学後、教員の理解や配慮が進んできているとの報告を受けている。