事例No.113(聾)卒業式時手話通訳と登壇者が同時に見えない席を指定された

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:その他

当該学生の属性

障害種:聴覚・言語障害(聾)

相談者

保護者

相談内容

「聴覚障害を持つ子どもが大学の卒業式に参加するため、手話通訳者を自前で用意し、式に参加してもらうことにした。大学の了解もいただいたが、席が指定されてしまい、通訳者と登壇者の両方を見ることができない場所であった。大学にその旨を伝えたが進展がない。卒業式は数日後に迫っている」との相談であった。

機関の対応

提供できる支援について当該校と連携し調整した
対応の具体的内容:
大学へ連絡したところ、相談者の希望である登壇者の側に通訳者を立たせることは、コロナへの対策などの観点から困難である。可能な限り対応したいが、大学内で話し合う時間がほしい、との返答があった。
その後、大学から、1.通訳者の位置は司会者の脇。2.学長が登壇される際は近い位置で通訳者に立ってもらう。3.相談者のお子様には、登壇者と通訳者がどちらも見やすい場所を大学側で複数提案し、本人に決めてもらう。以上のとおり、対応したいと返答がある。この旨を相談者へ伝え、納得された。

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】