事例No.67(ASD)必修科目の補講や成績評価の代替措置を要望

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

国立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):工学、1年次、発達障害(ASD)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

試験の評価、単位取得、卒業要件等

2.内容

障害に起因する症状のため必修科目等の欠席が数回あった。後日、本人および保護者より必修科目の補講や成績評価についての代替措置について要望が出された。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、教務担当部署、教育部門(学部、学科等)

2.対応内容

障害学生支援部署より学科に配慮願いを提出したが、学科内での慎重な検討の結果、基礎科目を十分に時間をかけて履修することの意義や教育の質の観点から要望については応えられないという回答となった。その代わりに、学科教員が当該学生との定期的な面談を行ない、再履修に向けて学習面および学生生活についての支援を行なうという提案がなされ、本人と保護者もそれに合意した。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 教育の目的・内容・機能の本質的な変更となるため
  • 過重な負担となるため(費用・負担の程度)
  • 評価基準等

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

【参照】