事例No.14(発達障害)卒論指導教員の対応についての相談

【事例紹介】

事例が起きた時期

非公表

事例が起きた学校

大学

当該学生の属性

障害種別:発達障害(ASD)

相談者

本人

相談にいたる経緯

保護者より相談依頼のご連絡があった。

相談内容

卒論が計画的に進められず、卒業の見通しが持てない本人の相談について、学校と連携を行なった。担当教授が他の学生と同様の卒論指導を行なっており、本人の集団適応や個別指導の難しさをまとめた文書を作成されていた。本人の卒論指導への取り組みの困難さの背景は、発達障害特性(例:コミュニケーション特性、実行機能、社会性、見通しの持ちづらさ)に関係するものと考えられたが、教授は、本人に成長すべきことが多い点を強調され、卒業論文作成のための特性への理解や対応はなされていない状態だった。

機関の対応

  • 当該校に問合せ
  • 会議への参加

メインの相談者として、学校の相談室に定期面談をお願いした。当機関での保護者・本人との定期面談の内容について、メインの相談者と連携を行なった。

その後の経過

現在は学校の相談室が中心となって支援をしており、学校側に所属ゼミ以外の対応者があることで、本人は安定されている。